ケンくん、またもやお手柄ですね!
ツボの話になると、必ずツボ画像を探してはフムフムと確認しながら読んでおります。
殿圧、ちょっと押してみたらわりと気持ちよかったです。(正しく押せたかはわかりませんが)
痛がれば痛がるほど効く ←これってテレビなんかでよく見る激痛の足ツボマッサージみたいなのも同じですか? 効くならやってみようかな……
作者からの返信
教科書で学ぶツボの位置。
あれはあくまで目安なのです。
日々、ツボは微妙に移動します。
ではどうやって探すのか?
まずはツボ画像の周辺で凹んでいる箇所。
または同じ強さで押して一際痛い箇所。
これだけでも正しいツボにたどり着くとは思います。
最後にかつての師から教わった方法を。
例えば足三里なども範囲が広いです。
なので足三里周辺の数センチ上空で指を移動させます。
この時、息を吸い続けてください。
正しいツボの位置に来ると呼吸が自然に止まる箇所があります。
そこが押されたがっているツボです。
また、息を吐き続けて止まった場所でも構いません。
要は呼吸の自然と止まる場所。
痛がれば痛がるほど効く。
これはギックリ腰限定です。
手の甲に鍼を刺したら、その鍼を深く刺しながらえぐれ! とは先生の教え。
即効性はあるけど患者は来なくなる諸刃の剣。
ゆえに適度な刺激をオススメします。
人間の体は水風船のようなものでどこか一点を押せば全体に影響を与えます。
だからツボもそんなに正確でなくともいいと、個人的には思っています。
応援コメントをありがとうございました。
臀部のツボをほぐすと嘘みたいに身体が楽になりますよね。
ケンの語り口に小学生であることを忘れてしまい、学校の話が出て、あ、そうだったと思い出す有様ですヽ(´エ`)ノ
石松、懐かしいですね。元気かな。
作者からの返信
お尻は脂肪が厚く、その下に筋肉があります。
大殿筋、中殿筋、小殿筋、梨状筋、上下双子筋などなど。
特に梨状筋の辺りからは人体で一番太い神経である坐骨神経が出ています。
筋肉の付着部である坐骨結節や、仙骨と腸骨間にできる仙腸関節。
ツボも集中していて覚えるのが大変でした。
また腰は厳密に解剖学的に言うと、肋骨の一番下(第12肋骨)と骨盤の上部の間の狭い範囲を指します。
ところが腰痛を訴える患者さんは大抵は背中から臀部を含めて痛がります。
座る仕事が増えたせいもあるようです。
座る部分にクッションを置いたり、いい椅子に変えるだけで改善はします。
子どもらしい語り、最初は意識していたのですが……。
ケンは昔から読書をしていて語彙力がある、ということで……。
応援コメントをありがとうございました。
おお!早速修行の成果で無双してますね。
本業の整体の知識が生かせそうなお話です。
それにしても人体の構造は不思議ですね。
人間の細胞は、それぞれ一個の宇宙として存在する…
という話がありますが、何故ツボというものがあって、
それを押す事で効果が出るのか?
最新科学でもっと研究すべきだと思います。
作者からの返信
ツボ。
より専門用語っぽく呼ぶなら経穴(けいけつ)と言います。
経絡という気の通り道にある凹んだところがツボになります。
ツボは筋肉と筋肉の境目、関節にできる線の上などにあります。
ツボの下にはリンパ節、神経、動脈や静脈などがあります。
このツボは時代時代によって数が違います。
今は正穴は365ですが、それ以下だった時代もありました。
またツボ、経穴は文字通り人体上で凹んだところなので日々同じ患者さんの中でも移動しましす。
教科書で覚える位置は目安でしかありません。
またなぜツボを押す、もしくは鍼灸で刺激を与えることで効果が出るのか?
ゲートコントロール理論というので説明できるというので教わりました。
弱い神経より太い神経の刺激の方を優先するということらしいです。
より簡単に言うと蚊に刺された時に刺された箇所にバッテンを爪で作るとその刺激が強いので痒みはごまかされる。
鍼麻酔や痛みに対する効果などはこれで説明できるとか。
また鍼やお灸で刺激すると白血球が増えたり、特殊な神経物質が放出されるなどなど。
患者さんからはよく白狐姫さまのような質問を受けるので理論武装もしていました。
ぼくが読んだ『鍼灸の挑戦』という本の中には「オレのお灸で大宇宙の気をズンと体の中に入れるから治るんだ」と言ってのける治療家がいてシビレました。
結局、問われるのは治療結果です。
しかし話す内容も治療の一つです。
治療家の信念が現れるいい質問だと思います。
以上、少しでも疑問に答えることができていたら嬉しいです。
応援コメントをありがとうございました。
蝶の動きをヤイト拳に取り入れたら、
静の動きも入っていいですね。
ぎっくり腰のツボ押しって痛そうですね。
けれど治っている証拠なんですね。
寝返りも打てなかった記憶があります。
ちなみにムチウチにもツボってあるのかしら?
作者からの返信
ツラいですよね、ぎっくり腰。
立っても座っても寝ても痛くってどうしようもありません。
整形外科か接骨院に早く行くのが理想です。
僕がぎっくり腰になった時は、手の甲のツボ(確か第4中手骨と第5中手骨の間のラインを上から下まで)を「親の仇だと思って強く押して」と言って上司に頼んで押してもらい、なんとか回復しました。
むち打ちに効くツボは聞いたことありません。
これはもう骨接ぎの分野です。
院長をやってた時に一度診ました。
大体が交通事故なので保険会社を相手にします。
治療もアイシング、干渉波、湿布。
頚椎カラーは最近では治りが遅くなるのでやらないところも増えているとか。
応援コメントをありがとうございました。
なみさとひさし様
ケン君、さぼろうと思ったけれどまた人助けをすることができましたね。しかもこれなら言い訳にも使えそう(笑)
>病気で学校を休むのと、元気いっぱいだけどズル休みするのとでは同じ休むのでも意味合いがぜんぜん違う。
本当にそうですよね。思わずほろりとしてしまいました。ずる休みできるってことは、健康だと言うことですよね。ちょっとくらいのずる休み、回り道、子供には必要ですね。
作者からの返信
☆涼月☆さま、そうなんです。
本当に体調が悪くて休むのは大変です。
サボれるのは健康だからです。
また、スポーツや武道に打ち込んできた人ほどサボり方がうまいです。
良く言えば要領がよく、力の入れどころをわかっているとも言えます。
また今回の治療シーン、ほぼ実話です。
職場でぎっくり腰になった同僚をこんな感じで治しました。
すぐに良くなったのは自分でも驚きました。
応援コメントをありがとうございました。
親の仇だと思って押せ
でめっちゃ笑いました……笑
站椿と艾という言葉をやっと覚えました。
作者からの返信
鍼灸の専門学校では刺鍼、つまり肌に鍼を挿入する実技試験があります。
指圧の試験もあります。
生徒の刺鍼を受けるのは先生の役割です。
この実技試験において学生として大事な心構えは、思い切りの良さです。
先生が相手だと思って変に気遣ったり、おっかなびっくりやると却って受ける側は痛く感じます。
『他人の痛みは10年でも我慢できる』
こう思って鍼を刺したほうが痛くないから不思議です。
臨床や実際の治療現場では患者に対して強く押さなければいけない場面がしょっちゅうです。
日頃から指を鍛えるのはもちろんですが、ツボや凝りを探すのも大事。
さらに心構えとしては『親の仇だと思って押せ』です。
站椿、一発で変換されなくて困ります。
日本では立禅とも言われます。
youtubeで検索すると動作は一目瞭然です。
応援コメントをありがとうございました。