ケンくんの得た悟りと似たテーマのお話を、私も書いた事があります(翼の守人というお話です)。
すべての命に優劣はなく、等しく価値あるもの。しかもそれって、長い年月をかけて大切に受け継がれてきた生命なんですよね。
壮大な自由研究になりそうです! ウキー!
作者からの返信
早速フォローさせていただきました。
近い内に拝読いたします。
タグにスピリチュアルとあって嬉しくなりました。
実は今日、紀伊国屋でエックハルト・トールの本を買ってきたばかりです。
頭で理解出来るものではないかもしれないけど、読んだ知識もムダにはならないと思います。
ケンは悟りの体験を「言語化不可能、豚に真珠」などと言って、自由研究を山ザルの生態にするかもしれませんね。
応援コメントをありがとうございました。
Don't think! Feel! ブルース・リーの名言ですね。
「考えるんじゃない、感じるんだ」この後で「月を指さすときと同じだ。指に集中したら、その先の光を感じられないだろう」と言っていたんでしたっけ。
「正しい動きを考えて拳法の型を修練するのはあくまでも手段であって、その目的は考えなくても体が反応するくらいに敵の動きに対応することだ」というニュアンスなのかなあと解釈してました。
そう考えると叔父さんと修行していくうちに、ケンが自分の思考から離れて自然と一体化する「無我の境地」みたいなところに至るのは必然なのかもしれませんね。
作者からの返信
例え、映画の中のセリフだとしても「考えるんじゃない、感じるんだ」は偉人たちの名言集に加えてもおかしくはないです。
武というのは単なる人を殺す手段ではなく、その先があるはずだ、と信じて修行を重ね、ついにある種の悟りを開いた先人たちがたくさんいます。
そうなると、筋力とかスピードの問題ではなく神がかった強さを発揮します。
孫禄堂、植芝盛平、山岡鉄舟、肥田春充、中村天風、白井亨。
思いつくまま、以上に挙げてみました。
ちなみに僕が習っていた意拳。
站椿の最中に意識が拡大し、自分が小さく見えたと表現する人がいました。
編集済
生命に優劣はない……。わかりますといいたいところだけど、多分わかってない私(笑)。
でも、「人間の方がえらい! 人間は他の動物より賢い! 人間は自然を支配出来る!」って考える価値観は合わんなーと思います。
拳法もそうですが、科学技術も生き物の構造を真似して出来たもの、沢山あるよなーって思い出しました。ある新幹線は音が鳴らないように、フクロウの羽の構造を使ったとか。
〉できる限り言葉で表現したけれどどれだけの人がわかってくれるだろうか。と同時に、わかってくれなくっても構わないという気持ちもウソじゃない
この辺りの表現好きです!
作者からの返信
僕もわかっていません。
ただ、そういう体験をした人たちの書いた本。
シャーマンの教え。
これらは大体、同じことを言っているようです。
今回、それをまとめてみました。
フクロウの羽! 最近何かで見ました。
その他、蜘蛛の糸の強さ、蜂の巣のハニカム構造など生き物から学ぶべきことはたくさんあるようです。
釈迦は悟りを開いた際、自分の体験は人々には理解できないから説明する気もなかったとか。しかし梵天に説得され教えを広めるようになった伝説が有名です。
ケンもおそらくそんな心境だろうと思って、この辺りを表現してみました。
>虫や木の生命でさえも同じ生命。
>そこに優劣などはなく、生命はみんな同じ生命でしかなく、
>ただ光り輝いている。
これがわかるひとがもっと増えれば良いのですけれどね…。
それにしても石松君、なかなかやりますね!!
作者からの返信
僕もそう思います。
理想を言えば、お題目や守るべき道徳などではなく、体で感じてほしいです。
でも、色々と間に合わないのでこの際、多少のルール化はあっても良いかもしれません。
謙虚に学ぶ姿勢のある人は、サルからでも犬からでも、子供、兄弟、親、上司からでも学べると思います。
それが反面教師だとしても。
かつて就職試験で座右の銘を聞かれ、自信満々で『我以外皆我師』と答えたら不採用になりました。
それでも我以外皆我師は大好きな言葉です。
石松を師匠に、いい考えです。
昔、祖母が日本猿を飼っていましたが、物を奪い取るあの瞬発力は見事です。
(お年玉を取られて泣いた嫌な思い出)
自由研究にする発想も素晴らしいですね。
読みたいです。
作者からの返信
それはすごく貴重な体験です。
お年玉を取られるのはイヤですけど。
中国拳法はたくさんの種類がありますが、中でも白猿通背拳は評価が高いです。
“実戦なら通背拳”というくらい。
サルの動作から考案されたそうです。
日本のある村でサルによる農作物被害が出た時、住民たちはエアガンでサルに立ち向かおうとしてました。
素手では絶対にサルには勝てません。
自由研究のテーマとしては前代未聞です。
もしかしたらこれをテーマに自由研究を提出した小学生がすでにいるのかも。だとしたら僕も読んでみたいです。
命に優劣はないというのは、人間同士に限ってもそうでしょうね。
石松と一緒に自然の中で生活したから、感覚的に理解できたんですね。
そんな壮大で重要な真理を得たのに、「夏休みの自由研究にする」という小学生らしい発言が可愛いです。
作者からの返信
古来より、これらの体験は悟り、エンライトメント、神の恩寵に触れる、など様々に言い表されてきました。
その意識の中では白人と黒人の差もなく、白いシャツを着ているのと黒いシャツを着ているだけの差、としか感じらなくなるそうです。
もっと言えば自分という意識がなくなるので、自分とそれ以外の区別を作る壁もなく、全ては私、という意識になるとか。
ケンに限れば、石松の中にある生命を普段から感じていたからこそ、でもありますね。
しかし自由研究にするにはハードすぎるかも。
二周目です。石松化するケンちゃんに前回も笑ったと思います。それにしても、羨ましい体験です。自然に囲まれ、素晴らしい師匠に新しい友達。そしてこの世界の真理に辿り着く。私なら、胸が一杯になって眠れないでしょう……。
作者からの返信
神葉さま、二周目の感想、感謝です。
僕自身の憧れを描いてみました。
すなわち弱い男の子が強くなるイニシエーション。
都会ではない自然の中、変わり者の師匠、強くなるための修行、世界観をひっくり返すような体験。
特にこの世の真実にたどり着く体験は、僕が昔に追い求めたモノでした。
深い絶望の後にそれが突然訪れたり、体力の限界まで修行して不意に体験したりするようです。
全ては皆つながっていて、生命に優劣はないと肌で実感するとか。
学歴や家柄、財産、名誉、人種、国籍、肌の色。
そんな虚飾が通用しない世界、一度体験してみたいです。
コメントをありがとうございました。