第3話

藍染団地は東京近郊にある築40年の

古びた団地だった。

「それで、御依頼の件ですが」 

「ネットで知りました」

217号室の向井聖子は色白で華奢な

純日本風の美人だった。

「わたしはこれから大変なことをお話し

するつもりです」

聖子が意を決したようにいった。

「あなたがたもそのつもりでいてください」

「わかっています」

スギサリが真顔で承諾した。

「もちろん秘密にいたしますし、絶対口外

はいたしません」

スギサリが聖子に誓った。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

過去屋 @uwm54213

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る