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黒いコップに水を入れてひと口飲み、ふぅ、と息をついた。
そのコップを机に置くと、光の屈折で見えた底が綺麗だった。
上から照らしている電気の光を、表面が反射して白くひかり、柔らかい光だけ水の中に潜り込んできらきらと踊っていた。
水を飲むごとに底が近づいてきて、やがて光は水の無くなった底で談笑を始めた。
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