特別捜査課 神剛剛太

@mono_00_

第1話

警察署内

白髪まじりの捜査官が相原玲香に話しかける

「順調か」

「あっ護藤(ごんどう)さんこれをまとめたら一区切りつきそうです」

「そうか、神剛もここにきて1年になるな懇親会でもやろうと思うんだがどうかな?」

「はい、行きます!」

「分かったじゃあ神剛に話してみるよ」

神剛の座っている席に行き話しかける護藤その様子をうかがう相原少し嫌そうな顔をする神剛をちらみする

「今は事件も落ち着いているしあんまり根を詰めても息抜きにいいだろう?」

「分かりました行きます」

「うん楽しみにしてるよまた決まったら連絡するね」

相原に近寄り護藤

「大丈夫だってよ、あと何人か誘ってみるよじゃあ」

後日お店と日時が参加者に送られてきた

「わーこのお店新しく出来た所だ!行きたかったんだよね服を買いに行かなっくちゃね」

休みの日に懇親会用の服を買いに行く相原

「最近服買ってなかったからどういうのがいいのか分かんないや」

神剛のことを思い浮かべながらクールなんだけど可愛らしさもある服を選んだ

「これでいいや」

懇親会の日、仕事をいつもより早く切り上げ着替えてお店に向かう

「護藤さ〜ん!」

護藤は早くにきてみんなを案内してる

参加者が続々とくるが主役がこない

「こないですね〜」「連絡してみるか」

遠くから声がする

「すいませ〜ん」

走って神剛がきた

「ちょっと忘れかけていてごめんなさい」

「大丈夫ださっ中にみんな集まってるよ」

神剛が一瞬いつもと違う服装の相原を見て驚いたような表情をしたが何も言わず護藤と一緒に中に入っていく

「もう!」

会が始まり盛り上がる皆とは違いスマホを見ている

「どうだ?楽しめてるか」護藤が神剛に話しかける

「はい、この雰囲気は嫌いじゃないです」

「やっぱり気になるか」

「すいません、なかなか捜査が進まなくて」

「うん、そうだよな」

また護藤が飲み始める

遠くで神剛を眺めていた相原が席を立ち神剛の方に行こうとした時にスマホが鳴る

驚いた表情と共に立ち上がる神剛

「護藤さん出たみたいです!」

「そうみたいだな」護藤のスマホにも通知がきている

「関係部署には連絡が行っているだろうし今日はこのまま…」「護藤さんすみません自分行きます」

駆け出す神剛

「ちょちょっと待ってよ〜」

店の外まで追いかける相原、それに続く護藤

「まぁこうなると思ったよ」

「もう」

どんどん遠ざかっていく神剛







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