第94話 ゼフィルス、ハンナ、カルアのステータス回!
まず俺のステータスはこんな感じだ。
――――――――――
制限:無し
【HP 222/222→228/228】
【MP 272/272→304/304】
【STR 80→100】(×1.6)
【VIT 70→100】(×1.6)
【INT 70→80】(×1.6)
【RES 60→80】(×1.6)
【AGI 60→100】(×1.6)
【DEX 20→22】(×1.6)
【SUP 0P→132P→0P】
【SP 0P→6P→0P】
《スキル》
『身体強化LV10』『直感LV5』『アピールLV5』
『ソニックソードLV1→LV5』『ヘイトスラッシュLV1』new
『ディフェンスLV1』new
『幸運』
《魔法》
『シャインライトニングLV1』
『オーラヒールLV1』『リカバリーLV1』
《ユニークスキル》
『
《装備》
〈天空シリーズ〉右手、左手、体①
『状態異常耐性LV3』
〈真魂のネックレス〉アクセ①
『MP自動回復LV1』
――――――――――
まずステータスだが、STR、VIT、AGIを100に振った。『身体強化』で1.6倍されているので実質160だ。これだから【勇者】は強いんだ。
HPに今回SUPを振らなかったのは『身体強化』の適用外、というのもあるがラナの【聖女】が非常に強力な回復なのと、
なら他のステに振った方が良いだろう。
うむうむ。自分のステータスに惚れ惚れするな。160が3つも…これは強いぞ。
続いて〈スキル〉だ。
新たに
『ヘイトスラッシュ』は文字通りヘイトを稼ぐ斬撃攻撃。
単体攻撃だし、当てられなくちゃヘイトを稼げないのでボス用だな。威力だけなら『ソニックソード』を使った方が強いし。
『ディフェンス』は防御系の〈スキル〉だ。
以前〈クマアリクイ〉にも使いかけたことがあったな。あの時はシエラの見事なカバーで出番が無くなってしまったが。
発動すると防御の姿勢を取り、ダメージを大きく軽減するほか、突進系など一部の攻撃に対し防御勝ち判定が出る事がある。防御勝ちすると相手がノックバックしたり、ダウンしたり、へたをすればスタンすることもある強力なスキルだ。
反撃の隙を作るスキルだと認識していてほしい。これも今後LVを上げていきたいな。
残りSP4ポイントは『ソニックソード』に振った。これでLV5だ。
『ソニックソード』は非常に使い勝手が良く、またクールタイムも短いため重宝する。少し育てておきたい。
こんなものだろう。良い感じだな。
続いてハンナはこちら。
――――――――――
制限:〈DEX+5〉
【HP 30/30】
【MP 80/80→380/380】
【STR 10】
【VIT 10】
【INT 10】
【RES 19→101】
【AGI 10】
【DEX 65→205】
【SUP 0P→322P→0P】
【SP 0P→23P→4P】
《スキル》
『錬金LV10』『調合LV1→LV10』『素材返しLV10』new
『幸運』
《魔法》
未取得
《ユニークスキル》
未取得
《装備》
〈フレムロッド〉右手
『ファイヤーボールLV2』
〈アーリクイーン黒〉体①
『打撃耐性LV2』
〈初心者装備〉頭、足、アクセ①、アクセ②
(帽子、靴、ネックレス、ブレスレット)
――――――――――
なんで生産職なのに戦闘でLV上げしてんの? とゲーム時代の俺ならツッコミを入れていた事だろう。
まあ、成り行きだ。
生産職のハンナは戦闘ステータスがほとんど無く、ガチ生産特化ビルドだ。
〈スキル〉も三つしか無く、どれもLVMAX。
SPは4ポイント余っているが、LV40で三段階目が解放された時用に取っといてあった。
【錬金術師】のユニークが非常に重要なので速攻スキルLVMAXにする予定だな。
「このまま戦闘でLV40まで行きそうな勢いだな…」
「うーん。私はできればダンジョンでLV上げしたいけど…」
しかしなぁ、
このステータスじゃ絶対無理だからなぁ。『ファイヤーボールLV2』なんて火力不足で気にもとめられなくなるし…。
だが、最初の村からずっと一緒に居たハンナの願いだ。
なるべくなら叶えてあげたい。
少し考えておこう。
今は勉強会の時間だ。とりあえず次に行くか。
最後はカルアだな。
「カルアの【スターキャット】だが、最強ルートは決まっている。こんな感じに育ててもらいたいんだが、いいか?」
そう言って俺の最強流メモをカルアに渡す。
メモに目を通したカルアは、若干眠たげな目を一瞬見開いた。
そして俺に向き直って言う。
「よくわかんない」
「分かってなかったのかよ」
今の反応はなんだったんだ。
なんとなくカルアのキャラが分かってきた気がするぞ?
カルアは考え事が苦手のようだ。
「じゃあ噛み砕いて説明するとだな。方向性としては斥候役やシーフ系に振ってほしい。【スターキャット】は純アタッカーじゃないからな。どちらかと言えば雑魚戦や斥候なんかが向いているんだ」
スキルに『罠突破』なんて物もあるくらいだ。その俊足で罠が発動する前に通り抜けて罠を発動済みにしてしまうスキルだな。
移動力が高いのでダンジョン内を縦横無尽に走り回り、敵をすれ違いざまに切り捨て、罠にも掛からず制覇する。そんな
「というわけで、スピードをメインに育てるぞ」
「おー。ゼフィルス、頑張って」
「……どう返せば良いんだこういう時」
とにもかくにもメモを噛み砕いて説明し、ステ振りをしてもらう。絶対に間違えるな、間違えたらリセット出来ないんだからな。と再三教え込んで慎重に取得させた。
その結果がこちらだ。
――――――――――
制限:〈AGI+7〉
【HP 30/30→62/62】
【MP 20/20→50/50】
【STR 10→40】(+5)
【VIT 10→20】
【INT 10】
【RES 10】
【AGI 10→60】(×1.3)
【DEX 10→14】
【SUP 114P→0P】
【SP 11P→0P】
《スキル》
『素早さブーストLV5』『短剣二刀流LV5』『投刃LV1』
『幸運』
《魔法》
無し
《ユニークスキル》
未取得
《装備》
〈狩猟ダガー〉右手
『STR+5』
〈初心者用短剣〉左手
〈和波の衣〉体①
〈森歩きのブーツ〉足
――――――――――
まずステータスだ。
〈制限〉がAGI+7も有るせいで他に振れるSUPは12ポイントしかない。
ここで気をつけなくちゃいけないのは無闇やたらにAGIに極振りすると、他のステータスが非常に厳しくなる点だ。
AGIなんて放っておいてもガンガン伸びるのであまり振らず、他のステータスを伸ばすのが正解だ。それにブースト系のパッシブスキルで数値も伸ばせる。
ここでAGI極振りで伸ばすと、今はまだ敵が弱いから良いが、後半は足ばっかりが早く他が激弱で使い物にならなくなる。俺も一度痛い目に遭った。レベルを上げるための必要経験値は後半になるほど高くなる。一度失敗したら取り戻す事は非常に厳しい。
移動力、素早さ、そして火力。この三つが満たせてこそ【スターキャット】は耀く。
そしてスキルは3種類。
まず重要なのがパッシブスキルだ。ステータスの底上げが出来るスキルというのは意外に少ない。
『素早さブースト』は『身体強化』の劣化版でAGIしか上がらないが、それでも非常に強力だ。是非LV10まで育てたい。
次の『短剣二刀流』は両手に短剣系の装備をしている時ダメージが上がるパッシブスキルだ。エステルの『両手槍の心得』と同じ系統だな。ステータスが上がるわけじゃなくダメージが増える仕様だ。
『投刃』は遠距離攻撃スキルだ。どういう原理なのか、実体のある幻の刃を放つスキルだな。
下がりながら攻撃する、回り込みながら攻撃するなどで活躍が期待出来るスキルだ。
ヒットアンドアウェイに使える。
近距離系スキルは『スタプ』というザコスキルだけなので見送りだ。
とりあえずこの3つだけで
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