【アタシは結婚に向かない女よ!!】

6月10日・雨


アタシとあいつの関係は極力悪化したことに伴い、最大規模の破局までのカウントダウンが始まった。


手遅れになる前に離婚しなければ…


アタシは、ぺちゃんこにつぶれてしまう…


聞いたとこによると、あいつは30歳までに結婚すると決めていた。


けれど、あいつの周囲の人々があいつに待ったをかけた。


周囲の人々は『相手がいないのに、どうやって結婚をするのか?』と言うて、時期を遅らせてはどうかとあいつに提示したけど、あいつは納得しなかった。


あななチュウショウテキな言葉を言うて、あいつが納得すると思うのか…と言いたいねん…


義母も義母で、おひとよし過ぎるわ…


義母は、あいつのイトコやハトコのプロポーズや結婚が決まった知らせには『おばちゃんが心尽くしのお祝いを送ってあげるから。』と言うて、たーんとカネをばらまく…


あいつのイトコやハトコの挙式披露宴に新居にブライダルファニチャーにブライダル家電に大量にカネをいちじるしくつぎ込む…


せやけん、今ごろになって『家が買えない…』とほざきよる。


そのまた上に、クソッタレども(あいつのイトコやハトコたち)は義母に世話になったあいさつをしていない…


アタシは『あいつの親類どもは人にイソンすることしか考えてへんドアホや!!』と怒り狂っている。


クソッタレどもは、世間のジョーシキや浮き世の世知辛さを知らない温室育ちよね!!


クソッタレどもの親(義母の親類の家)のよこっつらをどついたろかと思うわ!!


そういうことは、クソッタレどもが卒業した大学のセンコウらの教え方が悪いのよ!!


その前に、クソッタレどもが卒業した高校のセンコウらもそうや…


その前の前に中学のセンコウ…


さらにその前の小学校のセンコウ…


さらにそのまた前のヨーチエンのセンコウの教え方が悪いのよ!!


あいつもまた、アタシと同じうらみを抱えていた。


義母がクソッタレどもに過剰に愛情を注いでいたことをあいつは怒っていた…


義母はクソッタレどもが片親で育ったから幸せになってほしいから厚意でしただけとハンロンした。


義母がいらんことするけん、クソッタレどもがつけ上がったのよ!!


もう、近いうちに取り返しのつかない非常事態が発生すると思う。


アタシは、あいつの義母に加えて、クソッタレどもとクソッタレどもの妻子・片親・そして、クソッタレどもの家の親類どもをのろい殺すと決意した。


これ以上、あいつの家にいたくない…


一刻も早くリコンして、どこか遠方の街へ逃げよう…

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