【アタシがそばにいてあげるわ…】

4月9日・晴れ


アタシと同棲生活をしているカレは、1ヶ月前に以前勤めていた網干(兵庫県姫路市)のレジコン流しの製造工場を雇用契約満了後に、今のリノリューム会社の工場に再就職した。


今の職場の雰囲気になじめないので、つらいおもいをしていた。


その日の夜のことであった。


アタシは、白のブラウスとボブソンのジーンズ姿で白のブラウスを脱いだ。


衣服の下は、黒のキャミソールとレギュラーショーツを着けていた。


カレは、さみしそうな表情をしていた。


アタシは、優しく声をかけた。


カレは、アタシの乳房(むね)で声をあげて泣いた。


アタシは、カレを乳房(むね)に抱きしめて優しくなぐさめた。


アタシは、生まれて初めて好きな人に優しくしてあげることができた。


その日の夜、カレは子供のようにアタシの身体に抱きついて甘えた。


カレに抱かれているアタシは、甘い吐息をもらしていた。

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