「僕」の人生に、真実はあったのだろうか。そこに本物の愛はあるのだろうか

物語は「僕」の回想の形で進んでいきます。
海外をふらついていた以外は、特に珍しくもない人生を歩んできた、平凡な男。
心から大事だと思える女性に出逢うこともできた…
それなのに、なぜこんな事態に陥ってしまったのだろう?

ささやかなひとりの人生の中に現れる、大きな希望と、絶望。
何が真実で、何が幻なのか。
思わぬ方向へ何度も転がっていく展開に、読者の心も翻弄され続けます。ハラハラしすぎて、心臓に悪いくらいです(笑)

まるで映画を見ているような、怒涛のエンターテイメントと言えるでしょう。
最後まで、余すことなく読者を揺さぶり続けます!

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