流星のサクリファイス

作者 松田ユウ

イヤミスの極致! 最後に驚愕の真相が待ち受けるホラー&ミステリー!

  • ★★★ Excellent!!!

すごい! 読んでから暫く放心していました!

響きの良いカッコいいタイトルだな、しかしあらすじの内容は不穏だし『イヤミス』のタグが付いています。

冬の北海道が舞台。主人公の光の彼氏が借金取りに恫喝され、そのときのショックで彼氏がゾンビのように鬼畜化し、借金取りを襲うところから話はスタートします。

最初は、ゾンビが人々を襲うパニックホラーを想像していたのですが、良い意味で大いに予想は裏切られます。

光は彼氏を守るため、また女優という職業もあるため、この一連の事件をなんとか隠匿したいと考え、親友であるナオミと知恵を絞りますが……。

ナオミも含め、ここに登場するほほすべて人物が不穏な空気を纏っており、誰一人信用できないような人間関係の中、光も嫌々ながら懐柔され、作者さまの巧みな心理描写、背景描写、加えておどろおどろしい新興宗教団体まで登場して、終始『イヤミス』にふさわしい恐怖を読み手に与えます。

そして謎めいた様々な登場人物があるところで線でつながる姿は圧巻。加えて、その真実を知ったときのやるせなさに嘆息します。

しかしまだ終わりません。こう来たか、といま放心しております。

余談ですが、『イヤミス』と言えば、湊かなえさんの「告白」を思い出しますが、それをはじめて読んだ時に近い衝撃を感じております。
それくらいのクオリティーの高さが、WEBで読めてしまっていいのか(書籍化しても良いくらいでは)と思っています!!
是非ご一読ください!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

その他のおすすめレビュー

★★★ Excellent!!!

人気に翳りの見え始めた女優・光。
クズ彼氏・海の借金トラブルに光が巻き込まれたところから、お話は始まります。

冒頭からショッキングな展開で、一気に惹き込まれました。
光は親友であるナオミの手を借り… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

「これは心臓に悪い!!」と、思わず何度も叫んでしまった、秀逸なホラーエンタメ小説です。
どんな枠にもはまらない、予測不能のホラーサスペンス。
まさに度肝を抜くシナリオ。恐らく誰の予想をも裏切ってしま… 続きを読む

銀鏡 怜尚さんの他のおすすめレビュー 247