トルソーにナルゾー
「〈
(ッは、あッ)
(あ、あぁ、術符による熱動攻撃ッ)
(寮内から天へ吹き飛ばす程の威力ッ)
(体が溶けてしまいそうだッ)
(ふ、ふふッ)
(此処での戦闘は)
(夜々さんを巻き込んでしまう)
(外に出て)
(アレを叩き潰すッ)
「ふ、ふふ……あぁ、酷いですねぇ」
「絡繰機巧にダメージを代替させなければ……」
「私の体が焼け焦げてしまう所だった」
(ッ、まだ生きているッ)
(彼、両足も絡繰機巧だったのねッ)
(両足にダメージを受ける効果を持っている)
「けれど」
「足も腕ももう限界」
「残る丸鋸で」
「遠距離から放つ私の攻撃を受け切れるかしら?」
「ふふ、………あぁ、貴方は美しい」
「貴方に出会えてよかった……」
「本当に……本当に」
「だから私は」
「貴方にこの体を捧げたい」
「ッ丸鋸で自分の首をッ」
「ぐぶ、ぶぎゅびゅッ」
「ぎ、ぎゅ、ぎびぁ……」
「ぎゃ、はッぢ、じぃ」
「――――え?」
「何故」
「なんで、その口、の動きを」
「なんで、その力を……」
「なん、で、その、術式を」
「屍子流傀儡術式をッ!!」
「ッ―――それは」
「贄波家の術式でしょうがッ!!」
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