連絡先交換する二人
「八峡」
「戻ってたの」
「ようお嬢」
「待ってたぜ」
「連絡をしようと思ったけれど」
「貴方の電話番号知らなかったから」
「今度から連絡用の番号を渡しておくわ」
「あぁ」
「口で言ってくれや」
「そのまま登録するからよ」
「さて」
「お嬢自ら動いたって事は」
「収穫があったんだろ?」
「これ」
「役所からの住民票」
「二人の被害者」
「それを調べて貰ったのだけれど」
「二人はこの街の出身で」
「同じ学校に通っている事が分かったわ」
「はぁん」
「で」
「これが何になるんだ?」
「共通点が出来たと言う事よ」
「同じ学校に通っていた」
「つまりは」
「学校関係で事件が起こってる」
「その可能性があるの」
「そうか」
「で、どうするんだ?」
「今日はもう遅いわ」
「仕方が無い事だけれど」
「明日の昼辺り」
「学校に行って調査をする事にするわ」
「………俺は」
「もう少し街ん中で」
「聞き込みをしとくわ」
「そう」
「なら明日も」
「別行動ね」
「さて」
「予定は出来た」
「もう出来る事もねぇし」
「今日は此処で終了だな」
「そうね」
「今日はここまでにしましょうか」
「………」
「今日」
「夕飯の予定は?」
「あー、そうだな」
「適当にラーメン食おうかって考えてた」
「そう」
「ならここまでね」
「私はRホテルに泊まる予定だけれど」
「八峡は他の宿泊先があるのでしょう?」
「そうだな」
「何かあったら連絡してくれや」
「手掛かりを見つけたら連絡はするわ」
「じゃあな」
「えぇ」
「また」
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