イヌ虐注意
「チッ……」
「構われるも面倒だわ」
「迂回でもして」
「保健室でも行くか……」
「ん……」
「この匂いは……」
「やあ」
「我が友」
「……けっ」
「んだよ……」
「イヌ丸」
「何か用かよ」
「いや」
「別に用と言うものじゃないよ」
「ただ」
「我が友が居たから」
「挨拶をとね」
「挨拶なんざ要らねえよ」
「そうかい」
「ボクと我が友の間には」
「挨拶など必要無いと」
「そういう解釈で良いのかい?」
「ざけんな」
「つか」
「付いて来んじゃねぇよ」
「まあまあ」
「そう言わずに」
「この前の時のように」
「保健室まで付き添うよ」
「いらねぇ」
「必要すらねぇ」
「つか」
「俺に構うな」
「連れない事を言うね」
「けど」
「単純に心配なんだ」
「傍に居させては」
「貰えないかい?」
「俺は」
「なんて言ったか」
「聞こえてたか?」
「いい加減にしろや」
「付いてくるんじゃ……」
「な、は?!」
「お前ッ服ッ!」
「あぁ」
「すまない」
「つい癖でね」
「癖で脱いでんじゃねえよ」
「気持ち悪いんだよ!!」
「クソッ!」
「あ、我が友」
「そんなに走ったら……」
「うるせぇ!」
「俺に指図するんじゃねぇ!」
「………ふ」
「嫌われて、しまったかな……」
【次回】
https://kakuyomu.jp/works/1177354055478314367/episodes/16816410413997752195
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