三日連続の強襲(全てしっぱい)


目覚めると同時に八峡義弥は贄波阿羅の元に向かう。

そのまま素手で戦ってもダメなので武器を持って向かう。

贄波阿羅は自販機の近くにあるベンチに座っている。

そして八峡義弥が背後から奇襲を仕掛けるが、贄波阿羅はそれを予期して〈縮地〉を使用して避ける。


「なんだ」

「お前」


「ッ、訂正しろッ」

「俺に言った事ッ」

「訂正しやがれっ!」


向かい出す八峡義弥に贄波阿羅は返り討ち。

何時もの様に一度殺害した後半殺しにしてその場を去る。

そして八峡義弥は再び医療施設送りとなる。


再び目を覚ます八峡義弥は今までの方法はダメだと悟る。

贄波阿羅を背後から観察、夜が来るのを待つと、気配を消して闇討ちしようとするが。


「こればっかりだな」


贄波阿羅は簡単に八峡義弥を感知して奇襲を避けると同時に八峡義弥を殺害させる。


「て、訂正、ッし、」


「面倒な奴だな」


そして再び八峡義弥を半殺し、意識不明にさせて病院送りにする。


三度目の正直、八峡義弥は目を覚ます。

そして贄波阿羅の元へ行く。


贄波阿羅は蕎麦屋で昼食を取っていた。


「邪魔したな」


そう言って贄波阿羅が出口の扉に手を掛けた時。

八峡義弥が扉ごと壊してハンマーを振り下ろす。

当然の様に贄波阿羅は回避すると同時に八峡義弥の首を掻っ切って殺害。



「懲りん奴だ」


八峡義弥が暴れない様に足で踏み付ける。


「ざ、けんなッ」

「訂正しろッ」

「しろよッ、クソがッ」


必死になって吠える八峡義弥。

それを見た贄波阿羅は溜息を吐く。


「面倒な男だ」

「それ程自分が無価値である事を認めたくないのか」


贄波阿羅は少し考えて懐からメモ帳を取り出すとペンに文字を書く。


「もう面倒だ」

「これをやる」


それは時間が掛かれた頁の切れ端。


「今夜」

「厭穢の討伐が行われる」

「お前も参加させてやる」

「これで生き残れば」

「言葉は撤回してやる」


そう言われて八峡義弥はその紙を受け取ると同時。

贄波阿羅が八峡義弥の頭を思い切り踏みつけた。


「支払いはこのバカに」

「俺は関係ない」


蕎麦屋の店主にそう言って去る贄波阿羅。

八峡義弥は気絶して、起きた頃には任務の時間が迫っていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る