第79話 食材を入手した
キャンベル殿下が、微妙な距離で話しかけてきた。
吐く息が耳に吹きかかる、
「秘密のレストランなら、場所知ってるよ」
う~~ん、何故 耳元で囁くのかな
普通に話しかけられない不憫なキャンベル殿下…………
今までなら、ここから耳を舐めて甘噛みしてきて、痒かったが今はしない、今は俺の腕を取り自分の肩に回して、自分の腕を反対側の胸を掴んでくる、俺の方が身長低いので辛い体制になるが、今は何故だか不快感は無く楽しく感じる親友だからか?
「なら、教えて」
「え~~、もっとリアクション欲しいな~~、流石、キャンベル 我が親友は凄いな~~!! とかさ~~~」
う~~ん、甘えてきてるのかな~~、ほんと、キャンベル殿下はかまってちゃんだな~~~!!
最近、可愛いと思ってしまうのは病気だろうか。
で、少しキャハウフフをキャンベル殿下としたら教えてくれた。
何故に、年上の男とキャハウフフしなければいけないのか、小一時間考えたが…………親友だから? で、考えがまとまったので思考を停止した。
キャンベル殿下の情報によると、警備は厳重で会員以外はレストランに入場はできない が 裏口の方の従業員の出入口なら警備がいないので厨房なら覗けるかも。
うん なら キャンベル殿下の異能 幻影で料理方法と材料調べてきてよと 頼んだが、
「もう、興味ないから イヤ~~ン!!」
と、じゃれてきたので 諦めた…………
情報どおりに、入り口は警備の人がお客の顔を確認している、顔パスが出来ない者からは、会員証の提示を求め確認している…………騎士爵のような最下級貴族の俺では門前払いされそうな高級店だ。
で、裏口にまわる
勿論、従業員出入り口から内部に侵入なんてしない。
どう考えても、こっそり入って厨房覗くの無理だ。
しかし、裏口を出た所に予想通りにゴミ箱があった。
そして、厨房から出たゴミを回収して、材料、調味料や 食べ残し が有れば、アスカなら料理を再現できるはずだ。
ゴミ箱を期待を込めて、開けた。
はい、外れでした。
ここは、魔人達の秘密のレスランでした。
ゴミ箱の中は、ぐちゃぐちゃな人の死体や部位が詰まってました。
そっと蓋を閉め、見なかった事にしようとしたら、こちらを見つめる瞳が。
大きな瞳が涙目で俺を見てきた。
お持ち帰りしました、食材をゲットしました…………
大きな瞳の持ち主は、少女でした、身体のあちこちを食材にされた…………
顔は可愛いのかな、大きくて綺麗な瞳だった下顎が無いから正直わからないが
今は、気絶して意識を失っているが、右手にお掴んだ小さな手首は離さない。
さて、どうしよう
ふと、見ると部屋の隅には、見知らぬ箱が
中には、綺麗な砂が入っていた。
良し、この砂を材料に、この少女の損失部位を3重魔法陣のゴーレムで補完してみよう。
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