第68話 ロウラ様からの呼び出し

 キャンベル殿下のストーカー行為は続いているが、学園生活は進んで行く。


異能の能力向上は実感出来ているが、しかし4重魔法陣は発動出来ていない。


金稼も順調だ、ロウラ様の所に待機している3重魔法陣のゴーレム部隊がロウラ様からの紹介で、ロウラ様知人貴族の所領の魔物狩りを行いそこそこの収入になっているが、安い 安いのだ ゴーレム一体分の収入は一日魔物狩りして3000エリン 安い しかし 魔物の素材は貰えるので肉の販売で少し稼げるし 小さな魔石が回収できてアスカが食べている? まあ、魔石は売っても安いのでアスカがおやつで食べても問題ないのだが…………え、魔石がエネルギーだから食べないと止まる、初めて聞いたけど、今までどうしてたの……村では魔石が捨てられていたので、沢山在庫を持っている そうですか 問題ないようだ。


 そして、最大の収入源だが嫌なのだが、キャンベル殿下からの依頼だキャンベル殿下と同じく魔人討伐に行った騎士達の義手、義足の提供だった。

魔人討伐に行った、キャンベル殿下を始め騎士達20名は誰一人死亡者はいなかったが、腕や足を切り取られて撤退していた。


え、魔人達のその後は?


そのまま、王都で貴族として平和に暮らしているそうだ。


今回の討伐は、王都にある子爵家の当主が魔人と判明してので討伐しにいったのだが、子爵家の庭でメイドの魔人に全員やられたそうだ。


窓から、子爵家の皆さんが楽しそうに観戦していたので全員魔人と思われるそうだ。


あと、疑わしい貴族の家が7件あるそうなのだが、現在キャンベル殿下の子飼いの騎士はゴーレム義手、義足になれる為調査は停止中だとか。


キャンベル殿下と騎士20名の義手、義足のレンタル料金は月一体につき、5万エリンで50体かしているので、250万エリン


3重魔法陣のゴーレムの魔物狩りは月700万エリン稼いでくれているので、合わせて月950万エリンの収入になっている。


う~~ん、赤字だ 学園の授業料、宿舎の使用料、そして貴族としての交友費で、年最低2憶5000万エリン必要なのに、1憶ちょいしか稼げていない。


更なる稼ぐ方法を探さなくては、そして質素倹約をしなければいけない。


 そんな学園生活を送っていると、ロウラ様からお手紙がきた。


要約すると、


「やっと、理想の石像が出来たので、すぐに帰って来てください!!」


との事だった、


遂に3年にも及ぶ、ロウラ様の芸術が完成したのだった。



 そして、恐怖の時間が始まる。





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る