職場のブラック企業を改革してくれる社長令嬢の小説書いたら、現実に彼女が現れた

作者 島村 ときあ

何がしたのか、そして何になりたいのか……改めて考えさせられる話でした。

  • ★★★ Excellent!!!

 仕事に行きたくない……すごく共感を覚える話です。
 誰でも一度くらい、そういうふうに感じたことがあると思います。

 そんなダルい、面倒くさいといった気持ちが、主人公自身はもちろん、出勤するバスの中の風景や、バス運転手の気だるそうな声からも滲み出ている背景の描写が素晴らしかったです。

 そしてそれが職場でも同じように作用するとなると、それは潤いも、未来に向けたビジョンもない乾いた日常とも言えるでしょう。

 そんなところに、自分が書いた小説の人物が本当に登場してきて、そんな干からびた生活が段々変わっていくことになります。

 またそれがて主人公の意識をも改革し、前向きに、そして将来に対する目的を持つようになっていくさまに、一種の救いと希望を持てる話となっています。

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