十二月三十一日
「何も残らなくても、次に何も始まらなくても、終わりは終わりだよ」
そう言って、灰色のネズミは地図を裏返す。
裏は何も書かれていないけれど、白くはない。藍色に染まっている。
「意味がなくても、終わりだよ」
オレンジ日和2021 葉原あきよ @oakiyo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます