一月二十九日
「青の群れと群青の群れが合流したら、何色になると思う?」
灰色のネズミに聞かれて、私は即答する。
「群青」
「激突したら?」
私は今度は少し考えた。
白か、黒?
「うーん。白かなぁ」
「そうか、白か」
灰色のネズミは小さくうなずいて読んでいた本に戻った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます