特に注目もされないカクヨム作家が、真剣に現状を調査した件について

作者 外訪楠

67

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★★★ Excellent!!!

私はこれを読んで、頭を殴られたような気になるとともに激しく共感した。今フィクションのランキングを見ると、部門に関わらずテンプレが上位を独占している。さらに言えば、コンテストもテンプレが選出されている。物書きたるもの、カクヨムユーザーたるもの、これを憂うべきだ。コンテストで選出された作品は書籍化するが、ほとんど人気がないように思える。それは、この本文にもあるように、テンプレはもう古いからだ。私自身、カクヨムコンに参加したもののテンプレ作品に負けて悔しい思いをした。カクヨムコンは読者選考があるからテンプレものが選ばれるのは仕方がないかもしれない。だが考えてみて欲しい。テンプレのどこが良い?金太郎飴のようなテンプレの。僕は、自分ではテンプレを書かないと言っている。なぜなら、僕のテンプレで本来僕より評価されて然るべきの人が評価されなくなるからだ。

長くなったが、このレビューはカクヨムユーザーならば読むべきものである。是非読んでもらいたい。

★★★ Excellent!!!

本文中の「カクヨムは作家デビューの場ではない」に強く共感しました。
だって、カクヨムコンで受賞してデビューした人たちってその後プロ作家として活躍してんの?って思って調べてみたらそうでもないわけで。
(唯一横浜駅SFの人が頑張っていましたね)
これを知った後、プロとして息の長い作家になるには公募に出したほうが賢明な判断だと思い今に至ります(これぞ世に言うもう遅い)。

このエッセイではテンプレが〜ばっかり言うとりますが、テンプレ自体は悪くないのです。
悪いのはテンプレしか目にしない物書き、読者、編集者です。
Webでの人気と書籍の人気はニアリーイコールではないことに、そろそろ気づいたらどうですか?
なろうにもカクヨムにも、Webでは人気ないけど書籍化したら面白そうなのがいっぱいあるんです。
このエッセイは、まだ日の目を見ない我々の叫びそのものです。

★★ Very Good!!

初レビュー失礼します。

このエッセイは作者のどうしようもなく吐き出さずにはいられない混ぜこぜの激情を吐き出した、そんなエッセイです。
だからとても口が悪いです。
テンプレを書く人々は「侮辱された」と反感を抱くはずです。もしくは、だからどうしたと開き直る方もいるでしょう。

ですが、激情のまま書いた文の上澄みだけ掬わずに、その言葉の本質を捉えればきっと自分の作品をより良く書く糧になると思います。

「テンプレ」とは「面白くするための基本骨子」です。
そこに自分の個性とアイデアをきちんと肉付けしていくことで、「テンプレ」は立派な「作品」として仕上げることができるものです。
ただ、肉付けもしっかりと基本を押さえなければ、すぐに剥がれ落ちてしまいます。ただのメッキになってしまう。

この方はそんな「メッキばかり」の「テンプレ」と呼ばれるものに対する怒りはあるけれど、決して「テンプレ」自体を「憎く」思ってるわけではない。
少なくとも私はそう感じました。実際、これを読んでいて、作品を作る上でなにをすればいいのか気付かされることはいくつもあります。

とはいえ激情そのものを叩きつけてくるエッセイです。合う合わないはあります。
私自身、このエッセイは好きなのですが、所々での罵倒とかそういうのが個人的に合わないので、自分的に☆-1という感じで付けさせていただきます。

なにぶんレビュー自体初めてですので、文がぐちゃぐちゃになってたり至らぬところもありますが、私なりに素直な感想を書いたつもりです。

興味を持っていただけたなら、幸いです。

★★★ Excellent!!!

さだまさし氏の『マグリットの石』という歌をご存知だろうか。この歌を初めて聴いたときの衝撃を思い出した。
彼の言葉は尖っている。故に敵を作りやすい。けれど、よく見て欲しい。彼の叫びはただの罵倒に見えるか?

今まさに、『マグリットの石』が目の前で再現されようとしている。
同志よ、ありがとう。揺らぎかけていた信念を貫く決心がついた。
彼の叫びにいつか時代が追いつくことを切に願う。

★★ Very Good!!

なろう的テンプレ作品を書こうと思ったけど、テンプレをさほど勉強していなかったのと、しっかり考証し始めたらテンプレじゃなくなってしまい、今や少し長めのタイトルにその残滓が残るだけ――という小説を書いている人間として拝読しました。

1回目は「テンプレ作品」「テンプレ作家」という存在に対する罵倒にちょっと引いたので、読むのをやめました。
2回目は数時間後、作者の熱意にはあえて感情移入しないで頭から流し読み、事実だけを拾い上げていく読み方をしました。これが良かったのかもしれません。
とりあえず全部(39話まで)読みましたが、私個人としては自分自身が罵倒されてイラっとする感覚を受けず、ゆえにこのレビューが書けているのだと思います。



さて、前置きはこのくらいにして。
このエッセイに書かれていることが事実か、虚飾か、それを批評するつもりは毛頭ないし、そんなところに割くリソースも意志もないので、字面だけ読んで共感した点を挙げます。

・悪貨は良貨を駆逐する
→これは然り。低コストで低品質な悪貨が流通すると、それよりもコストをかけた良貨を流通させづらくなる。同じく市場に流通する作品にもこれは言える。

・グローバル化の大津波
→海の向こうのC国のことかな。かの国は非常に表現に対する圧力が強い。その抑圧されたエネルギーが解放されたら、きっと本邦のクリエイターを圧倒する物を出してくる。これは私も同感。

・ならばどう書けばいいのか
→このエッセイにイラっと来る人は、この章の手前まで流し読みでいいとさえ思う。あえて言う。ここに来るまでに書かれた文章は、長らく使わなかった水道管の錆が混ざった水に近い。ここに至って錆が流れて水が澄んできた印象。それくらい「答えは一つ―――勉強しろ。」という主張がグサッと刺さった。

・主人公の条件、以降
→この辺もグサッと来た。まさに「俺、自分の主人公を魅力… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

ものを書く人間として考えさせられるものが沢山あります。
その真意や可否はどうあれ、
一個人がこのような熱情をもって、出版界やweb小説界にもの申すこと。
それ自体は紛れもなく「一筋の光」だと感じます。
書くことに何か迷いが生じたら、これを読みにまた来たい。
そしてここに書かれてることを咀嚼して、考えて、自分自身の輪郭を掴みなおしたい。
この咆吼には、それだけの価値があります。

Good!

いろいろ異論はあるけれど。
その志と描写力の熱量には唸らされました。ただ、哲学を勉強したことを誇るなら、「カクヨムは死んだ。いや、我々が殺したのだ」と言うくらいの自虐ギャグはかまして欲しいところですね!
心のナイフを捨てきれない人と、これが若さか……!と呟いてみたい人にオススメ。
31読/31続にてレビュー。


迷ったけど、もうちょっと続くのじゃ。

他のレビュアーのかたが「この作品こそテンプレそのもの」と書いていたので、私も節操なく便乗して「一般論」の蛇足を語りたいと思います。

カクヨムは別に作家の登竜門「専用」の場ではありません。テンプレを書きたい人(私は違う)も読みたい人(私はそうだ)もいていいはずです。作者が明らかに盗作をしたのならともかく、出版社が明らかに契約を破棄したのならともかく、その人たちの好みがただ凡庸(その点については否定はしませんが)で、プロならお先真っ暗(その点についてはそうかも知れませんが)という理由を主に、罵倒どころか邪魔者扱いするのはどうかと思います。その行為は、私には「ウォーキング大会で他の参加者を舌打ちしながら追い抜いていくマラソンランナー」とか、「カップ麺を作る会社のヤツと食べるヤツは来るなと怒鳴るラーメン屋の店主」に見えるのです。

あれ、蛇足のほうが長くなってしまった。ドラゴンボールかよ!

★★★ Excellent!!!

貴方には貴方にしか書けない物語がある。
CMでこんなのありましたね!

このエッセイ然り
世に出る事のない、良作に出逢いたい。
僕は渇望します。

まぁ、僕は僕なりの評価をしますし
良作だと思うものを世に出そうとは思いますけど、、、

こういう意見がでる事こそ、発展に繋がると感じます。

★★★ Excellent!!!

 テンプレート自体が悪いわけではなく。作品として面白いものもあると認めた上での作家としての叫び、というものでしょうか。とにかく熱い。

 二番煎じや劣化コピー的なもの、作者の思想も心も入っていない、タイトルと表紙だけの作品があふれかえってしまって、一味違ったエッセンスが含まれる作品や、考え抜かれた作品が埋もれてしまう現状は、どうなのかなと思っていたところ、こちらのエッセイが目に留まりました。

 この作家さんの叫びを読むと、色々な事を考えさせられました。
 読者としても、襟を正さないといけないというか。

★★ Very Good!!

新年早々、火傷しそうなものを読んだ。作者がこの文章を一週間ぶっ続けで書いてきたのかと思うと眩暈すら覚える。
氏の懸念は、テンプレが取り沙汰されるようになってからよく耳にする物ではあるが、これまで読んで来た物よりいっそう過激かも知れない。
私的に面白かったのは途中で、テンプレ作品を書く者でも心底書きたいから書く者と、そうでない者を区別した事だ。テンプレ批判をする者は大抵その二つがごっちゃになる。
私自身はテンプレに対して是非を問わないが、書きたいものを書くのが良いと思っている。故に作者氏の言葉には考えさせられる者は多々あった。それに、これを書くのは作品にぶつけるのは方向性が違いすぎると言う言葉にも、大きく頷ける。

氏の書く作品にも興味を持つが、その一方で敵を作りそうだなとしみじみと感じる。強い言葉は誤解も招くし、議論となる前に感情論での言葉の応酬になりかねないので、それは少しもったいないと思うのだ。

創作において、寄る辺を持たず、己をぶち立てたいのであれば読んでみると元気を貰えるだろう。
ただ、テンプレに命を賭けている作者が読めば、前半で読むのを辞めてしまいそうだ。それが惜しい。

★★★ Excellent!!!

今、出版業界、引いては文学業界自体がかつてない暗黒の時代に包まれている。

先人たちが築いた文学を否定するような「テンプレート」作家の登場。

コピーは何度もすると劣化する。

――それでいいのか?
――自分の作品は本当にいいのだろうか?

そんな自問自答に答えてくれる作品です。