第23話 二度目の大迷宮

「『魔弾』」


「……やっ!!」


侵入を始めてから3時間。現在の階層は第7層と、調子が良すぎて怖くなるほどだ。


ちなみに俺が使っているのは『暗黒魔法』を凝縮して放つ『魔弾』という技で、貫通力という意味でかなり使い勝手がいい。スラッシュと同様愛用している。


「……そろそろ、次の階層?」


「そうだね、もうそこを曲がれば……あった。階段だ。」


8層への道。降りる度に危険度が跳ね上がるので、そろそろ敵の全パラメータも4万を超えるかな。


◆◆◆

名無し

種族:オーガキング

職業:上級戦士(14/80)


筋力:43000

魔力:39800

体力:41200

耐久:41200


スキル SP:140

『身体能力強化Lv5』『投擲Lv6』

『物理攻撃耐性Lv5』『魔法攻撃耐性Lv5』

『痛覚軽減Lv6』『危機察知Lv6』

『筋力上昇Lv5』『斧術Lv7』

◆◆◆


「気をつけて。そろそろ素のステータスに近いよっ。」


「……分かった。」


ここ来るまで、ほぼ全ての戦闘をユイナさんが受け持っている。少しでもレベルを上げるためだそうだ。


数に囲まれない限り俺は手を出さない約束をしているが……ここからはいつでも入れるように準備しておくか。



そう決心してから数分。


ズドンと音を立てて前のめりに倒れるオーガキングを背に、ユイナさんが戻ってくる。


「……行こ。」


「……問題なかったみたいだね。」


心配が杞憂に終わったの幸いだが、彼女は少し気合いが入りすぎているのかもしれない。


血を滴らせる聖剣を見ると、怒らせてはいけない気がするのだった。









◇◇◇

「よし、ようやく見えたか。」


「……ここが。」


「そう。ボスの部屋だ。」


前回と同じ、物騒な大門。この奥に、迷宮内最強の怪物がいる。


「……気を引きしめて。いつでもカバーできるような、温い相手じゃないから。」



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