#842
「あ、あれがミウム・グラッドストーン……? バカな……。あれは……あの姿はまるで……。それにこの懐かしい感じはなんだッ!? これはあいつのあいつのッ!?」
ローズは白銀髪の女性を見て激しく
ブレイクに
「ブライダル……。間に合わなかったか……」
空中にいるミウムは状況を確認。
そして、ブレイクの放り投げた剣を受け取り、その
彼女は持った
その姿を見たブレイクは、笑みを浮かべて
「出会った頃からわかってた……。テメェなら神具を使えるってよ……」
ブレイクはそう満足そうに言うと、そのまま意識を失った。
ミウムはゆっくりと空から降り、ブレイクのもとへと向かう。
それから彼を抱き起こすと、
「ソウルミュー……。まだ息があるようで良かったが、その腕じゃもうガジェット開発は……」
「おいミウム・グラッドストーンッ! 貴様は一体何者なんだッ!? マシーナリーウイルスの適合者とは聞いていたが、このP-Linkの感じは……まるで……」
まだ
髪の短い
「ミウム、ブレイクと奥の彼はあたしに任せてあなたは」
「あぁ、私はローズ・テネシーグレッチの相手をする」
メイカへと言葉を返したミウムは、抱いていたブレイクを彼女に
そして、無表情のままその口を開いた。
「ローズ・テネシーグレッチ……。私は生まれたときからお前のことを知っていた……。まさかこんな形で出会うとはな」
「生まれたときから知っていた……? お前は一体何を言っているッ!? それよりも私の質問に答えろッ!」
ミウムは声を張り上げるローズを無私して、手にした
そして、その無表情を
「こんな気持ちになったのは初めてだ……。私はお前が許せないッ!」
怒気のこもった声と共に、ミウムが踏み込む。
ジェットパックをコントロールした超低空からの突進で、一瞬にしてローズの
ローズは慌てて防御の姿勢へと入ったが、ミウムの動きは彼女の想像を超えていた。
なんとか
「ぐッ!? なんて速さだッ! それにこの
「こんなもんじゃないぞ。私の友にしたことをそのままお前に返してやる」
動揺し、激しく
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