#90
――ジャズは
今彼女は
「ではあなたは、このドローンがあの子に向かっていったっていうのね?」
「はい、この警備ドローンは
「うーん、でも、どこも異常がないんだよねぇ」
「あたしがいっていることを
「
エヌエーのいう
バイオニクス共和国にあるドローンすべては、
もしジャズのいうことが本当なら、サービスを狙ったのは目の前にある研究施設の人間ということになるのだが。
どうもその
何故ならばサービスは、この研究施設は何の
彼女がこの施設のテストチルドレンでないことは、すでに知っているエヌエーには、一体何の目的があって幼女――サービスを襲ったのかが
自分の言葉に
ジャズは声を荒げてエヌエーにいう。
「でも、そのときの映像が消えちゃってるんだよね」
「そんなことがあるんですか?」
「うん、たぶんだけど。ここか
「なッ、そんなの
「とりあえず、ここはあたしに
ジャズがエヌエーに
サービスは何かに
ミックスはそんな彼女に、先ほど目を
(
そんな彼女を見たエヌエーは、自分のポケットからエレクトロフォンを取り出す。
そして、ミックスとサービスのほうを見て、
「
「……いいんですか? あたしはただ学生ですよ。それなのに
「イヤなら
「くッ、わかりました……。お
ジャズには、どうして
そして連絡先を交換し、彼女に
「ごめんよぉ、ホントにごめんサービス……。一人にしてごめんよぉ……」
今にも泣き出しそうにいうミックス。
そしてニコも彼と同じように、サービスの体に自分の
震えていたサービスだったが、そんなミックスとニコのおかげか、その顔に笑みが
彼らのことを
「もう、あんたらは……」
ジャズはそんなミックスたちを見て、強張っていた体がゆるんでいくのを感じていた。
何故警備ドローンがサービスを狙っていたのか――。
今は考えてもしょうがない。
これからは彼女から目を離さなければ良いだけだ。
「ほら雨も
サービスは、ジャズのその言葉を聞くと彼女にいきなり抱きついた。
そして、コクッと
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