#84
部屋へと
それから自分も
「そうだ。ついでにお
ミックスがそう言いながらサービスの
「なにしてのよ、あんた?」
いつの間にか
ミックスは何故彼女がそんな顔をしているかわからず、これからサービスを風呂に入れるためだと
すると、ジャズの表情はさらに強張り、
「あんたね、あたしがさっきいったことをもう
「さっきいったこと? なんだっけ? もう忘れちゃったけど、それがサービスを風呂に入れるのに
ワナワナと身を
「あんたね、さっきもいったけど。サービスは女の子なんだよ。それなのに
「なんでそうなるんだよ。そりゃサービスが
その話を聞いたジャズは
言葉を
ミックスはもう自分と同じ十五才の高校生だ。
そんな
兄ならまだしもおそらく大人の女性である姉と風呂に入るのは、いろいろ
「ともかく、サービスはあたしがお風呂に入れるから、あんたはご飯の
そして洗面所から追い出されたミックスは、
その
サービスはニコを抱きしめて
「いいからニコを離しなさい! それじゃキレイにできないじゃないのッ!」
「うぅ……ヤッ! ヤダもん」
だが、サービスも
二人から引っ張られたニコは
「なんか、
その鳴き声は
それからジャズたちが風呂からあがり、リビングへと出てくる。
そのときのジャズとニコの様子は、まるで
「だ、大丈夫? なんかすごく
「子どもをお風呂に入れるのが、こんなに大変だったとは思わなかったわ……」
グッタリしているジャズに続き、ニコもメェーと
ミックスはそんな彼女たちとはしゃぐサービスに
すべての料理を運び終えたミックスも
それからミックスとジャズ、ニコが手を合わせ、いただきますと声を出した。
サービスは一体何をしているのかと、
「どうしたの? 食べないのハンバーグ? このお兄さんの作る料理はとってもおいしいんだよ」
そういったジャズは、フォークに自分の
サービスは
「はい、口を開けて。あ~ん」
「あ~ん」
ジャズはそう言いながら口を開けると、サービスも彼女の真似をした。
それから大きく開いたサービスの口の中に、ハンバーグを入れる。
「うんッ!?」
「どうおいしい?」
「うん! おいしいッ!」
サービスは笑顔でそういうと、
そして、あっという間に
「あらら、寝ちゃったみたいね」
「お
そんな
ニコもそんな二人を見て
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