三十九章 叶えたくてられなくて

伝えたい気持ちがあって

でも言ってしまえば

消えてしまう

そんな想いで

ずっとあなたに囚われて


伸ばした手は何処へゆくの

あなたはきっと見てくれないでしょう

知っているの

だからこそ

あなたから離れるの



あなたと

手と手を重ねたくて

こんなにも

愛してる

なのに伝えられない

幻想に囚われた哀れな

とても哀れな物語



想いたい気持ちがあって

でも伝えてしまえば

崩れ落ちてしまう

そんな気持ちで

ずっとあなたに囚われて


伸ばした手は何処へゆくの

あなたはきっと振りほどくでしょう

わかっているの

だからこそ

あなたから

離れるの


あなたと

目と目を合わせたくて

こんなにも

愛してる

なのに伝えられない

欲望に囚われた哀れな

とても哀しい物語


届かぬ愛は何処へゆくの

それは

誰にも

わからない

私にも

わからない


あなたと

手と手を重ねたくて

こんなにも

愛してる

なのに伝えられない

幻想に囚われた哀れな

とても哀れな物語

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る