幼馴染「わかったから!偏差値1上がるごとにご褒美あげるからっ」
妻夫木旅人は受験に全くやる気の出ない高校二年生。高二の春休みに入り、周囲は受験本格化に向けて準備体操を始めている段階で、彼は怠惰に過ごしていた。
そんな時に、幼馴染の灯里からとある提案をされる。
「わた、私がご褒美になってあげよっか?」
その言葉だけで、彼の死んだ魚の目は、やる気に溢れた野獣の———獅子の瞳へと生まれ変わった。
「今の偏差値は45だから…早慶・旧帝大目指せば単純計算で25回ほどご褒美がもらえるっ!?」
目指せ、早慶!
目指せ、旧帝大!
掴み取るぜ、夢ってやつを!
これは幼馴染からもらえるエッチなご褒美を目当てに、いや、彼の壮大な野望を叶えるために受験に挑む物語。