第23話 発表後に思うこと
五月末日に第六回カクヨムWeb小説コンテストの受賞の発表がありました。私は短編の参加で「夜散歩」が中間を通っていました。結果ですが末端の賞にも入っていませんでした。その時に思ったことは、やっぱり、でした。母数の多さで負の感情が全く湧いてきませんでした。
そこでふと思い出しました。今は休刊となって久しい隔月誌のコバルトのことを。
当時の私はショートショートと短編に相当な数の投稿をしていました。おかげさまで第四回ショートショートマスターになれました。
もう一方の短編は「もう一歩の作品」によく入りました。その上には最終選考作品が五作程度ありまして、その中から受賞作の一作が決まります。
私は過去に一度、その五作の中に残ったことがあります。五分の一の確率です。当て物の気分で見事に、外しました。ハンカチの端を咥えて引っ張り、どうしてぇぇ、と甲高い声を出しながら涙目になりました。少し大袈裟ですが、それくらいの悔しさはありました。
それから何年か経った頃、突然に悟りました。あの当時の私の実力では選ばれることはなかったと。受賞した作者さんは代表的なシリーズ物で広く知られています。ここで筆名を挙げるのは控えます。「鏡のお城のミミ」シリーズの作者さんとだけ。
窓から見える空は薄青くて、すっきりとした朝になりました。朝食にしましょう。
そうそう第七回カクヨムコンテストでは、また短編で参加するかもしれません。結果よりも過程が楽しくて、一向に飽きが来ません。そこに結果が伴えば言うこと無し、なのですが。
皆さんも「楽しんだもん勝ち」の精神でいきましょう。
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