カクヨムコン7中間結果〜

 https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon7_nominated

 はい。こちら。運営さんからの結果発表。


 今回の総応募数は長編部門7825作品。そのうち中間突破が912。短編部門は9288。中間突破897作品。

 長編は約12%。短編は10%で残ってます。


 僕はホラー部門に一作だけ(一作だけど完結までに140万字超という大長編)応募しました。読者選考終了期間に星57個。作品フォローは55〜59くらいだったかと思います。


 カクヨムコンの読者選考は星の数、フォローの数が基本だそうで。

 去年もこの考察書きましたが、ちょっと待ってね。今年の感想もこのあと書きますんで。ホラー部門について。


 さて、ホラー部門。

 僕がカクヨムに移ってきた年に廃止になって、去年も続いて二年なくなってました。

 それが今回で復活。かわりにSF部門がなくなった。ミステリー部門は消えたまま。


 今年は現在募集中のメディアワークスのコンテストでも、三つのテーマのうち一つが、ホラー×ミステリー。


 もしかして、KADOKAWAさんは今、ホラーに飢えてるんですかね? 流行りそうな兆候があるとか?


 カクヨムコンはメディアミックスだとかで、実写映画化、コミカライズの原作としてだけ利用する可能性もあるってことでした。もちろん、これは全部門に対してですが。


 ホラー映画が作りたいのかな……?


 じつは、このカクヨムコンのホラー部門についてはですね。これまでにホラージャンルを投稿したことのあるユーザー全員に、「ホラー部門に作品応募してください」っていうメールが、開催後一ヶ月くらい経ったときに送られてるんですよ。僕のところにも来たから知っている。

 ついでに言えば、ルビー文庫にも参加してくれってメール来た。


 たぶん、部門復活したものの、思ったほど応募数が増えなかったんだろうねぇ。ウッカリしてて、ホラー部門が何作品投稿されてたのかチェックするの忘れてたけど、途中で見たとき、400ていどだったかな? 300? 思ってた以上に少なかったのはたしか。

 なかに、あきらかに短編作品を間違えて長編部門に入れてる人いたけど。


 まあ、ふだん、ホラーってそう読まれるジャンルじゃないから、それを書くユーザーだってたくさんはいないよね。


 ホラー書きさんはもっとホラーを読まれるサイトで書いてるだろう。前にホラー部門なくなったときに去っていった人も多いはず。

 エブリスタはね。ホラー、けっこう読まれますよ。


 さてさて、ここからやっと中間選考の結果がいきてくる。

 総数が400ていど。

 なのにです。ホラー部門の長編、中間突破したのは69作品なんです。


 ……やけに多くないですか?

 全体の生き残りは上記のとおり12%です。

 なのに、ホラー部門だけで言うと、17%。募集〆切までに数が増えて、450くらいになってたとしても、16%なんです。500なら14%。


 うーん。ほかの部門よりパーセンテージだけで言えばいいんじゃ?


 思うに、この部門の上位にホラーとは言えないジャンルの作品が乱立してたから、それも関係してるかなぁ?


 ちなみにホラー部門だけは通過全作品の星の数、さらっと見ました。一番少ない人で16だったはず。

 数千とかいう人がいるなかで、16、17、18、20、21、27……そういう人がゴロゴロいる。


 通過ラインが16だったのか?

 それとも、いわゆる拾いあげ?

 朝読賞なくなったけど、まだ拾いあげはするんですね。


 ちなみに知りあいの書き手さんが恋愛(ラブロマンス)部門に出しておられたので、そのまわりの数作品の星を見たら、30っていう人がおられました。よくよく探せば、もっと少ない人もいるのかも?

 この30が通過ラインなのか、これも拾いあげなのか、よくわからないんですが。


 必ずしも星の数、めっちゃ多くなくても通るんですよね。

 まあ、部門によっては通過ラインが数百なんだろうけど。異世界ファンタジーは激戦区だし。


 昨日の近況ノートのなかで、落選したどなたかが「たしかに開催中に貰った星は少なかったけど、読めば面白いのはわかるのに、編集者はなってない」みたいなことを書かれてたんですが、基本的にこの段階までは編集さん、読まないですよね。だからこその読者選考だし。

 ただ、拾いあげがあるってことは、「この部門、星だけで選別すると、いい作品がみんな落ちちゃう」みたいなのがあるんですかねぇ。気になるタイトルの作品だけは編集さんもチョロチョロ読んでるのかも。


 今年のホラー部門の通過作品の多さは、そういうことなのかなと思いました。ちゃんと怖いホラーを残したかったってことだろうと。


 さて、それらをふまえて、もしも、あなたがどうしても、どんな作品でもいいから、「とにかく書籍化されたい!」と思ってたとしましょう。しかも、営業の読みあいしてないし、するつもりもないので、星の数がまったく望めない、という場合。


 当然、狙いめはホラー部門とか、ラブロマンスとか、応募数が少なそうな部門ですよね。そこを狙えば、星が15くらいで読者選考を残れる可能性がある。


 ただし、だからと言って、部門の意図するものとまったく違うジャンル、まったく求められてない作品で応募しても最終選考は残れません。たとえ星の数で読者選考は残ったとしても、です。


 本気で書籍化されたいなら、過疎部門に送りこむのはいい。ただ、最終選考後、そこで残る可能性の高い作品を書くこと。


 募集開始とともに部門ごとに、こういう作品を求めていますって書かれてますよね。あれはひじょうに重要です。だって「こういう作品が欲しいんだ」と編集さんが公言してるわけだから。


「いやぁ……ホラーは書いたことないし、苦手だから」

「ラブロマンスって女の子むけでしょ? ちょっとなぁ……」


 んじゃ、そういうかたは自分の得意なジャンルで正々堂々と勝負するしかないです。

「いや、もうどんなジャンルとかどうでもいいんで、とにかく書籍化されたいんだ」という人だけ、ムリしてでも狙いめの部門を書けばいいんです。


 まあ、こんなこと言っても、来年(正しくは今年の末ごろね)もホラー部門、残ってるかどうかもわかりませんけどね。




 ※メディアワークス〆切前で、これ出すことができなかったので、今さら感がありますが。あんまり速報の意味なくなりましたね。

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