第36話大きくなったら
将来の夢、大きくなったら何になる?って大人になるまで聞かれることで、息子くんも保育園年中さんぐらいになると、よく周囲から聞かれていました。
年中さんの頃は「ううん、お家持ち上げるかな」我が家はマンションです、どんなサイズまで大きくなる気でいたのやら。
年長さんに上がると料理が楽しくなっていた息子くん、小学校低学年までは「料理人になる」と息巻いていましたが、まず片付けれるようになってくれと息子くん料理後のシンクを見ながら思うママでした。
小学校中学年になるあたりは周りの人気もあり「ぶいちゅーばーになりたい(原文ママ)」と書いてました。後日担任から呼び出されました、ママが。
高学年では夢らしい夢は口にしなくなっていた息子くんですが六年生の夏休みが終わったあたりから、やりたい事を見つけたらしく、現在進行形で目標に向かい歩きだしました。
なりたいもの、何をしたいか、憧れなどは移ろい変わっていくもの。
「行ってくるわ」と出掛ける背中に「頑張れよ」と声をかけるママの脳裏には「お家持ち上げる」と自慢げに話していた小さな息子くんの姿があの時の良い笑顔と共に居座っています。
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