第53話 デートしよ?
先週の土曜日。お昼ご飯も終わり、残り少ないお昼休みを、気ままにすごすわたし以外の友人たち。
そんな中、わたしはある人物を探していた。背の小さいわたしは、見渡すのもたいへんなのです。
教室の入り口に、その人を見つけた……。
「
教室に入ってきたばかりの渡瀬くんのもとに駆け寄り、その両手をぎゅっと握って、上目遣いに見上げてみた。『おぉっ!』っと、
友人の、
あぁ、相変わらず、渡瀬くんはフリーズしてる。
教室の隅っこでは、
ホントの理由は、美亜ちゃんの誕生日のプレゼントを探したいから、付き合ってよ……だったんだけどね。だって、美亜ちゃんへのプレゼントだから、本人を連れていくのもちょっと違うかなぁ……なんて。
美亜ちゃん希望の『バングル』を贈る権利は、お父さんに譲っちゃったからね。
渡瀬くんは、わたしからの初めてのお誘いに頷いてくれた。嬉しい。
これは、わたしと
捻りもオチもないけど、
明けて日曜日。
みんなに笑われてた渡瀬くんに謝って、そのまま、映画、
こういうの好きそうだったもんね。
あ、プレゼントもしっかり確保できたから、渡瀬くんには感謝だね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます