第9話彼女たちは僕の匂いをかがないと死んでしまう
ピピピッと電子音が目覚まし時計から、発せられた。
僕はまぶたをこすりながら、電源をオフにした。
あくびを一つし、僕はベッドから出た。
リビングにむかうといい匂いが僕の嗅覚を刺激する。
月影響子が朝食を用意してくてれていた。
トーストをかじっていた美奈子が立ち上がり、僕の首筋に抱きついた。
ツインテールがゆらゆらと揺れる。
可愛らしい子犬のようだ。
「お兄ちゃん、おはよう‼️くんくんくん」
挨拶し、僕の体臭を胸いっぱい吸っていた。
「あ、美奈子ずるい‼️」
そう短く叫び、エプロンをほどき、僕の首筋に抱きつく。
「新田くん、おはよう‼️スーハースーハー」
月影響子は僕の体に両腕を回し、ボリュームたっぷりのおっぱいをこすりつけ、体臭を吸い続ける。
いや、そんな気持ちのいいものこすりつけられたら、反応しちゃうじゃないか。
まあ、朝だから仕方がないよね。
彼女たちは僕の匂いをかがないと死んでしまう奇病にかかってしまった。
そういう訳で僕は、美女と美少女との奇妙な共同生活が始まってしまったのである。
最強無敵の彼女は僕の匂いをかがないと死んでしまう 白鷺雨月 @sirasagiugethu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます