『ほころび』

柔らかに綻んだ君の頬。

複雑に絡まった心まで解いていくようで。

君の繕いきれない綻びにつけこんだ。


在るべき場所から無理やりに手繰り寄せた代償は、あちこちを綻ばせて穴をあける。

君の中の空虚もより一層と径を広げ。

柔らかな頬も形だけになった。


綻び出た噂。守る術をもう持っていない。

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Tomorrow never knowsが思い浮かびました。

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