『馴れ馴れしい』

彼は距離を詰めるのがとても上手かった。

馴れ馴れしいと思ったのは最初だけ。

気付けば彼が近くにいるのに慣らされていた。いないと寂しいくらい。

すぐに陥落した私。チョロい。


「中学の時からの想い人と付き合ったって?」

彼の古い友達に二人からかわれる。

あれ、出会ったのは高二だったよね?

-------

馴れ馴れしいは、熟考の末の戦略だった模様。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る