第645話 しゅくめい



 なにかを創る人の宿命なのかもね~……めずらしく神妙な顔をしているカヨさん。


 たとえば執筆の場合、書き上げた瞬間から過去になり、よほどでない限り、二度と読み返すことはあり得ない(自己愛が冷めきっている証しかも💦)わけでしょう。


 で、つぎはもっと佳い作品をきびしく要求される。だれに? むろん自分自身に。

 最も怖い読者がピタッと張りついているので、半永久的に気が抜けないんだよね。


 

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