第449話 もんごめりーさん
ねえ、ちょっと、わたし、すごいことに気づいちゃったんだけど……とカヨさん。
なにがそんなにすごい? 半信半疑で訊いてみると、さも得意げに言うことには、
――ヒロインに据えた11歳の少女を、孤児院出身ながら並はずれた読書家にして空想家、なおかつ抜群に明晰な頭脳の持ち主に設定したモンゴメリーさんのあざとさだよ。そのおかげで児童書にはタブーの難語や大人の思考を多用できるんだからね。児童文学の関門を楽々スルーしちゃうなんて、モンゴメリーさん、ずる~い!(^_^)
いまさらそれ? という感じですけど、まさかカヨさん、ちゃっかり取り入れたりしないでしょうね自分の拙い物語に。そのへんのモラル、たのんますよ、ほんまに。
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