第360話 むしん
心療内科・H先生の勧めで民藝運動の祖・
―― 無心 > 意識。
全編を貫く熱い信念にびしっと打たれ、現代文学もかくあらねばならぬと……。
*
ベストセラー作家の名前に釣られて読んだ小説のあと味があまりにもわる過ぎ、超高齢と言われる歳に至ってなお、長い歳月、自分の人生を支えてくれた友人たちへの辛辣きわまりない批評or暴露をここまで書けるとは……いや~な気持ちになっているとき、机の横に置いておいた薄いスケッチ集に救っていただいたのです。
失礼ながら絵も文も稚拙な素人(H先生の友人の医師)の自費出版ではあるが、飾りと驕りのない清らかな魂が、ズタズタに傷んだ気持ちを和ませてくれ……。
その逸話を診察室で吐露したときから、新たな智との出会いが始まりました。
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