機械仕掛けの滅びの美学

作者 丹寧

美しい敬体で語られ始める異国の時計と人命の物語。時計を動かす力とは?

  • ★★★ Excellent!!!

王都の天文時計が止まり、二つの針が重なったままの数時間。
その時計を動かしたオタカル王子も、彼と同じ能力を持つ琥珀姫も、「勤しむべき務め」のために生きています。
そして、広い世界を知らぬまま儚い生を終える運命。
その運命の針を籠の鳥の姫は動かすことができるのでしょうか。

意志の宿る生命を持つことの強さ。
姫自身の心を貫く美しさ。
『機械仕掛けの滅びの美学』というタイトルに深く納得致しました。
涙をぬぐう準備をして、迎える結末に目を瞠りましょう。

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