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2021年9月8日 13:24
今週も更新ありがとうございます。 「語るな、見せろ」は小説でも重要ですね。 「彼は悲しかったのだ」なんて感情を言葉にするのはあまりにもつまらない。そんなのはただの感想文です。 どんな状況に置かれてどんなことが起これば、「彼は悲しい」と感じる状態になるのか。 それを読ませるのが小説です。 文字数制限が緩い長編小説や連載小説では、絶対に感情を直接書くべきではない。 彼は今どんな状況に置かれているのか。 彼にどんな出来事が起こるのか。 これによって、読み手は彼がどう感じたのかを理解できるのです。 「悲しかった」と直接書くのではない。 世の多くの方が「こんな状況でこんな出来事が起これば、そりゃ悲しくなって当然」と思えるから、語らずに伝えられます。 ある種の「状態の共有」が起こるわけですね。 「語るな、見せろ」は、小説なら「感情」が当たります。 テーマを見せようとしても、映像がない以上、ある程度書かなければならないのです。 でもテーマを伝えるための「状況」と「出来事」は書いても、その結果としての「状態」は書き及ばない。 そのくらいの潔さは欲しいものですね。 次回の更新も期待しております。
今週も更新ありがとうございます。
「語るな、見せろ」は小説でも重要ですね。
「彼は悲しかったのだ」なんて感情を言葉にするのはあまりにもつまらない。そんなのはただの感想文です。
どんな状況に置かれてどんなことが起これば、「彼は悲しい」と感じる状態になるのか。
それを読ませるのが小説です。
文字数制限が緩い長編小説や連載小説では、絶対に感情を直接書くべきではない。
彼は今どんな状況に置かれているのか。
彼にどんな出来事が起こるのか。
これによって、読み手は彼がどう感じたのかを理解できるのです。
「悲しかった」と直接書くのではない。
世の多くの方が「こんな状況でこんな出来事が起これば、そりゃ悲しくなって当然」と思えるから、語らずに伝えられます。
ある種の「状態の共有」が起こるわけですね。
「語るな、見せろ」は、小説なら「感情」が当たります。
テーマを見せようとしても、映像がない以上、ある程度書かなければならないのです。
でもテーマを伝えるための「状況」と「出来事」は書いても、その結果としての「状態」は書き及ばない。
そのくらいの潔さは欲しいものですね。
次回の更新も期待しております。