春が殺してくれるだろう
いつか僕も君も夜の海に流れて
この世界を廻って何か咲かす為になる
「明けた朝は汚いな」
って感じのこと言ったけど
明けぬ裂けぬ朝は亡いし
研究対象は花を咲かせて
散っていく時を待っていて
「これで終わりなんだ」って
molの海に流れて
でもせめてこの春が終わる
その日にまでにはさ
お別れしよう
風の音が酷く響く
波が誘拐
君のことを
静かに静かに静かに留めて
僕が殺した君がまた
首を占めて手を離さない
あれとそれと彼と者は
価値観が熔けだして混ざってく
それを無理やりに詰め込んだ
君の形は保てずに
『1g多い体重 それはプシュケーの原料
それらがさ 溶け出した海の色は青くなるの
だからね』
いつか私 死ぬの 死ぬの
そんな倫理 愛す馬鹿がこの世に居るってさ
意図した言葉は攫われ消える
僕が殺した君はもう
春が殺してくれるだろう
あれとそれと彼と者は
価値観が熔けだして混ざってく
それを無理やりに詰め込んだ
君の形は保てずに
ふらふら流した涙をさ
熔けだした手では拭い切れず
瞳を閉じたままに君が言うの
『ママが殺してくれたの?』
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