第350話 プライベート ①

「彼女、大人しいのね」


人見知りっぽい彼女の話題にかこつけて、

彼のパーソナルスペースに滑り込む。


ほら。この距離なのに彼は私を拒まない。

なのに、どうして?


「まぁね。だから俺がこうして誘ってやってんの」


「…っそ。ね。普段、彼女、何してんの?」


「さあ? 彼女のプライベートなんか興味ないよ」



★☆★


『第256話 リア充』

https://kakuyomu.jp/works/1177354055155560375/episodes/16816700426563227757

の、先輩&先輩を狙う女。


その後の先輩談:

「え? だって、誘ったらついて来るんだから、家で退屈してるだけなんじゃない? ま、何かしたい事があるにしても、どうせ、俺と一緒にいる事よりも意味のない事だろ? あ、そうだ。解った。花嫁修業…とか? いやぁ。まいったなー」

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