第297話 渋滞 ②

対向車線の白いヘッドライトの光が、

これみよがしに颯爽と、次々右肩を吹き抜けていく。


僕の行く手を阻み、立ちはだかる前の車は、

とぼけるように澄ました表情こそしているが、

彼の目が赤いのは、

彼もまた、通せんぼされて立往生するしかないイラつきに、

怒髪天を衝く憤怒と不安を隠せずにいるようだ。



★☆★


①を書いてたら、できた。



☆★☆


明日のお題は『男女平等』

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