微笑の裏側で
@uwm54213
第一話
「行ってきまーす!」
外務省事務次官の漆川(うるしがわ)忠俊が慌てて
外に出た。
「パパーっ!お弁当ー🍱🍙っ」
妻の杏菜(あんな)が弁当箱を持って、
追いかけて来る。
「ああ、すまん、すまん」
漆川が頭を掻いた。
「本当にうっかり屋さんなんだから」
杏菜が可愛く微笑んでみせる。
「今日はお帰り早いんでしょう」
「すまん、たぶん残業だ」
漆川が手を合わせた。
そのとき、ケータイのメール📧
が鳴った。
「ちょっと、🙇♂️ごめん🙏」
漆川がケータイを開く。
(罪には罰を。してきたことの報いを受けよ)
メールにはそう書かれてあった。
漆川は杏菜の顔をチラッと見てから、
もう一度メールに目を戻した。
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