第7話 無限袋



 俺は岩山を降り、シュンランとミレイアにサーシャたちが来たと声を掛け3人で正門の前で待っていた。クロースは家でお留守番だ。いきなりリーゼロットに絡みそうだからな。


 すると鬼馬にまたがるサーシャとリーゼロットの姿が街道の奥の森から現れたので、俺は彼女たちに向かって笑顔で大きく手を振った。


「おーいサーシャ! リーゼロット! 」


 すると集団の先頭にいたサーシャとリーゼロットは俺の存在に気付き、笑みを浮かべ小さく手を振り返した。


 ん? なんだ? なんか様子がおかしいな。


 俺は二人の浮かべた笑みがなんだか弱々しく感じたのと、控えめな手の振りを見て記憶にある彼女たちとの違いに違和感を覚えた。


 いつもの彼女たちなら満面の笑顔で大きく手を振り返してくると思ったんだけどな。


「なんだか元気がなさそうですね」


「そうだな……もしかしたら一緒にいる人が影響しているのかもしれないな」


 ミレイアの言葉に頷きながら、サーシャたちの後ろで街の外壁を見上げている薄い緑のマントを羽織った30歳くらいの女性と、ローブ姿の70歳くらいの老人へと視線を向けた。


 あのマントの女性……なんとなくサーシャに似てるな。それにあの老人の耳。もしかしてエルフか? そうだとしたら……


 俺は今まで確認していなかった魔物探知機を取り出した。そこにはサーシャたちの300メートル後方の森の中に、200ほどの人間の反応があった。


 なるほど、そういうことか。ハァ……次から次へとまったく。


 サーシャたちの元気のなさと、後ろにいる二人の容貌。そして護衛と思われる集団の存在から、なぜ彼女たちがこのタイミングで来たのかを推測しため息を吐いた。


 それから少ししてサーシャたちは堀に架けてある橋の手前で下馬した。そしてサーシャとリーゼロットを先頭に、ゆっくりと橋を渡り俺たちの前で止まった。


 サーシャの背後には、サーシャに似て少しキツめの目をした金色の長い髪の30歳くらいの美しい女性が立っていて俺を興味深く見つめていた。その隣にいる白髪のエルフの老人は、驚いた顔をして俺を見ている。恐らく精霊とやらが俺の周りでまた遊んでいるんだろう。


「ひ、久しぶりねリョウスケ」


「ああ、久しぶりだな。しかしハンターの割には随分な大所帯じゃないか」


 緊張気味に話すサーシャに、暗に後方の集団のことはわかっているぞと伝えた。


「うっ……やっぱわかるわよね。その……護衛なの」


「翠緑の騎士団にしては数が多いが? 」


「私の騎士団じゃないわ。その……お母様の……」


 サーシャはそういって背後に立っている女性に視線を向けた。


「えっ? サーシャさんのお母様? それって……」


 ミレイアが驚いたようにサーシャの母らしき女性へ視線を向ける。


「王妃様ってことか? 」


「ええ、ごめんなさい」


 やっぱりそういう事だったのか。


「サーシャ」


「サーシャさん」


「シュンラン、ミレイア。本当にごめんなさい」


 王妃である母親に俺たちのことを話したということで、シュンランとミレイアの厳しい視線を受けたサーシャうつむきながら再度謝った。


 するとサーシャの隣にいたリーゼロットが口を開いた。


「リョウもシュンランたちもごめんなさい。言い訳になるけど、私たちは王城でここのことに気づいた貴族を押さえていたのよ。でも南街で滅びの森を警戒していたエルフの精霊が、竜王がここに来たってことに気づいたの。そして王に知られちゃって……王宮でそのことを知った上位貴族たちがここを武力で奪うと言い出したから、それを止めるためにリョウの事を王に話したの。リョウが勇者かもしれないって」


「…………なるほど」


 やっぱり竜王の動きが知られていたか。あのジジイ、ほんとロクなもんじゃねえな。


「そうなの。このままだと大事になると思ってお父様にリョウスケのことを話したの。ここで宿屋をやっていること、黒目黒髪で純粋な人族に見えること。青白い光を放つ神器らしき物を持ってることを。そしたらお母様とエルフの族長である宰相が確認することになって……」


 俺が竜王を思い浮かべ苦々しい表情を浮かべていると、サーシャが申し訳なさそうに事情を説明してくれた。


「そうか、それなら仕方ない。気にするな。全ての元凶は竜王だから。サーシャたちのせいじゃない。今まで王国で貴族を抑えてくれていてありがとう」


 まあしゃーない。竜王が来た時点で最悪こうなることは予想をしていた。


「リョウスケ……ごめんなさい」


「だからもう気にするなって」


 俺はそう言ってサーシャの頭をポンポンと叩いた。


 するとそんなサーシャの後ろから、王妃である母親が前に出てきた。


「話は済んだようね。初めましてリョウスケ殿。私はアルメラ王国王妃ヴァレリー・アルメラです。今回は王命を受け、宰相であるアムロドと共に貴方が勇者であるかを確認しに来ました」


「そうですか」


「見たところ黒髪なのに本当に人族に見えますね。それに随分と変わった服を着ているようです。貴方が神器を持っていると言うのは本当ですか? 貴方は女神フローディア様に遣わされた勇者様なのですか? 」


 王妃は俺の全身を見回したあと、勇者なのかと訪ねてきた。リーゼロットの後ろにいるアムロドと呼ばれた宰相は、ジッと俺を見つめている。


 さて、どうしたものか。ここで否定すれば王国貴族が街を奪いにくるんだろうな。しかし教会の力の強い王国相手に肯定すれば、勇者として祭り上げられる可能性がある。どっちを取っても面倒なことにはなるか。それなら……


「はい。王妃様。俺は三つの神器と特殊なギフトを与えられ、女神フローディアによってこの世界に遣わされた存在です」


 俺は王妃に女神から遣わされた存在であることを打ち明けた。


 どっちを選んでも面倒なことになるならサーシャやその家族と戦いたくないし、もしもの時には俺に味方すると言ったリーゼロットをエルフから孤立させたくない。それにこちらには俺と敵対しないと誓った獣王と竜王がいる。この状態で人族の国がどれだけ俺を祭り上げようとしても、獣王国と魔国は賛同しないだろう。それなら教会と人族の国に抵抗できる。


「「!? 」」


「「やっぱり! 」」


 俺の答えに王妃と宰相。そしてルーミルは驚愕の表情を浮かべ、サーシャとリーゼロットはどこか納得した顔をしていた。


 すると宰相が慌てて腰から白い袋を取り出し、そして袋の口の部分を俺へと向けた。


「リョ、リョウスケ殿。ではこの袋に入っている物を取り出せますかな? 」


「これは? 」


「リョウ、それは『無限袋』よ」


 俺は袋を前に首を傾げていると、リーゼロットが真剣な表情で教えてくれてた。


「これが……」


 マジか。これが勇者の最後の神器である無限袋か。よく見ればまるで細い針金で編んだみたいにゴワゴワしている。色からして恐らく神金で編んだ物なのだろう。


 確か前にリーゼロットがこの中には貴重な素材や、長寿の秘薬のレシピなんかが入っていると言ってたな。でも勇者しか取り出せないって。なるほどな。これで俺が勇者かどうか確認するというわけか。まあいいけど。


 俺は向けられた無限袋の中に手を入れてみることにした。


「ん? 」


 すると脳裏にリスト化されたアイテムなどが大量に浮かび上がった。


 上級治癒水と中級治癒水。AとSランクの魔石。魔鉄のインゴットにミスリルのインゴット。そして魔鉄やミスリルの製の剣や鎧にSランクドラゴンの爪や鱗。お? 古代竜の鱗なんかもあるぞ? 確か森の最奥のボスみたいなやつじゃなかったっけ? ほかにも干し肉や聞いたことのない名前の果物に薬草なんかもあるな。生物を入れてるってことは、この中は時が止まってるのか? 


 あ……なんとなくこの袋の中の広さもわかるな。ほうほう、体育館くらいかな? 恐らくこの神器も初期状態だから、進化したらもっと広くなる感じか。それでも最初から体育館サイズの収納か。俺もこれが欲しかったな。


「な、何か見えますかな? 」


 俺が脳裏に浮かぶ一覧や空間の広さに感心していると、宰相が食い気味に聞いてきた。


「え? あ、はい。突然脳裏に色々なアイテム名が浮かび上がってきました」


「なんと! 」


「嘘!? 」


 俺の答えに宰相と王妃は目ん玉が飛び出そうなほど驚いている。


「リョ、リョウスケ殿でしたな。何か取り出してもらえますかな? 浮かんでいるアイテムの中の一つを思い浮かべれば取り出せるはずです」


「え? ああ、じゃあ……」


 身体を震わせながら何か取り出せという宰相の言葉に若干引きつつも、とりあえず古代竜の鱗を取り出したいと念じてみた。


 すると突然手のひら以上に大きく硬いものが現れ、俺はそれを袋から取り出した。それは手のひらより大きな漆黒の鱗だった。


 これが古代竜の鱗か。デカイし硬いな。黒いってことは黒竜だったってことか? しかしこんな鱗で守られた竜を勇者はよく倒せたな。


 そういえば取り出すときに一瞬金色に光ったな。進化前だから使った時だけ光るのか。そういう仕様の方がいいよな。俺の神器は進化する度に常時光ってるからな。フローディアは馬鹿だから、隠密とかそういうのわかんないんだろうな。


「おお! その漆黒の鱗は勇者様が倒されたという古代竜の鱗! 勇者様以外取り出すことのできない無限袋から、本当に取り出すことができたようですな! 間違いない! リョウスケ様は勇者様です! 」


「リョ、リョウスケ殿! 中に! 中に長寿の秘薬やそのレシピはございませんか!? 」


「おわっ! ちょっ! 」


 王妃が突然血走った目で俺に飛びかかり、両肩を揺さぶってきた。


「お、お母様! おやめください! それではリョウスケも取り出したくても取り出せません! 」


「ハッ!? し、失礼しました。そ、それで秘薬やそのレシピは中にございますでしょうか? 」


 サーシャに制され両肩から手を離した王妃だが、それでも獲物を見るような目で俺を見ている。


「ちょ、ちょっと探してみます」


 俺はそんな王妃の視線に内心で怖ぇとおもいつつ、再び無限袋の中に手を入れた。すると再びアイテムリストが脳裏に浮かび上がった。


 えーと……あっ! あった!


 リストの中には長寿の秘薬はなかったが、秘薬のレシピは見つけることができた。


 本当にあったよ……長寿の秘薬自体は200年以上この世界で生きていた勇者や、とっくに寿命を迎えているはずの竜王がいるから間違いなく存在するとは思っていたけどさ。その作り方を記した物があるとはな。


 どんな素材が必要かはわからないが、これで俺より寿命の長いシュンランとミレイアと一緒に歳をとることができそうだ。


 そう思い長寿の秘薬のレシピを取り出そうとしたが思い留まった。


 ちょっと待て! 本当にこれを取り出していいのか? こんな物が本当に存在すると知られたら、このレシピを求めて戦争になるんじゃないか? レシピだけじゃない。この無限袋の中に長寿の秘薬を作るための素材があるかはわからないが、あっても無くても周囲の者たちはあると見るはずだ。そうなったら無限袋を持つエルフと、中身を取り出せる俺も戦争に巻き込まれるんじゃないか? 


 俺は王妃をチラリと見た。王妃は瞬き一つする事なく俺の手元を見つめている。


 間違いない。長寿の秘薬を求めて戦争が起こる。


 次に宰相を見ると不安そうな顔をしている。


 宰相はわかってるみたいだな。勇者に秘薬のレシピが入っているとは言われたが、内心取り出して欲しくはないはずだ。王妃に言われて仕方なくって感じか?


 正直長寿の秘薬は欲しいが、ここは無かったと言うべきだろう。いずれリーゼロットに宰相と二人だけで話す機会を設けてもらい、その時にレシピを取り出させてもらおう。間違っても王国貴族のいる場では駄目だ。


「リョウスケ殿。どうなのですか? ありましたか? 」


「いえ、残念ながらそのような物はありませんね。恐らく勇者は後の人たちが争わないよう、長寿の秘薬の作り方は残さなかったのだと思います。俺もシュンランとミレイアと同じ時を過ごしたかったのに残念です」


 疑われないよう、本当に残念そうに答えた。


「そんな……」


「お、お母様! 」


 俺の言葉がよほどショックだったのか、その場に崩れ去ろうとしていた王妃をサーシャが抱き抱えた。その後ろで宰相はホッとした顔をしている。


「とりあえずここではなんですから中に入りましょう」


 王妃が立ってられそうもないので、俺は守衛所の休憩室に行くようサーシャたちに告げた。



 休憩所に入り竜王と面会した時のように対面に王妃たち一行を座らせると、王妃が頭を下げてきた。


「先程はお見苦しい所をお見せしました」


「いえ……お気持ちはわかりますので」


「ありがとうございます。ですが本当に勇者様が遣わされていたとは……教会からは何も聞かされていませんでしたから驚きました」


「それなんですが俺は700年前に遣わされた勇者のように、女神にこの世界を救えなどという使命を受けておりません。教会に神託が無かったのはそのせいかもしれません」


「なっ!? そ、それはどういうことですか!? 滅びの森から我らを救うために遣わされたのではないのですか!? 」


「はい、違います。俺の使命は……」


 俺はなんのために女神からこの世界に遣わされたのかを説明した。


「で、では勇者様はこの世界を見放し、別の世界に行ってしまわれた女神様が戻るための家を建てるのが使命だとおっしゃるのですか? 」


 王妃は女神に見放されたと知りショックを受けつつも、どこか納得した表情を浮かべながらそう聞いてきた。きっと教会の腐敗具合を思い浮かべたのだろう。


 ソファーの端に座るサーシャもリーゼロットも似たような表情をしている。


「まあ、端的に言うとそうなります。ですから俺の授かった神器やギフトは勇者ロン・ウーほど強力なものではないです。そのほとんどは家を作ることに特化したギフトなんです」


 神器はペングニルこそ強力だが、ハッキリ言って俺の技量では遠距離攻撃用の武器に使うしかない。アンドロメダスケールで身は守れるが、それなら玄武の鎧の方が良かった。まあ魔物探知機は便利ではあるけど。ギフトだって間取図や地上げ屋に火災保険のギフトだからな。地上げ屋はダークエルフの精霊魔法に比べたらイマイチ使い難いし、火災保険は強力ではあるが物理攻撃に関しては鉱物以外の武器で殴られたら無効化できないという重大な欠陥がある。魔物の爪や牙。そして棍棒や拳で殴られたら防げない。戦闘には向いてないギフトばかりだ。


「だからリョウスケはあんな高度な魔道具や部屋を作れたのね! 」


「納得したわ。道理で一日であんな大きな病院を建てたりできるはずだわ。そう、ギフトで建てていたのね」


 俺のギフトが家を建てる物だと聞き、サーシャとリーゼロットは合点がいったと言わんばかりの反応だ。


「まあそういう事だ」


「で、ではこの砦も女神様から授かったギフトで? 」


「ええそうです。いずれは王城より高く、住み心地の良い建物をここに建てる予定です」


「そのような巨大な建物をここに……いえ、それで女神様が戻ってきていただけるのなら、それは崇高な使命です。勇者様。どうか女神様を再びこの地にお戻しください」


 王妃はそう言って深く頭を下げた。


「そうできるよう日々励んでいるところです。そのためにはここを奪おうとする勢力から身を守らねばなりません。恐らく俺が女神から遣わされたと言っても帝国は気にしないでしょう。教会も利用しようとするはずです。ですのでここの事は外部に漏れないようお願いいたします」


「確かに帝国は勇者様の存在を気にしないかもしれません。恐れて手を出さないか、先祖の仇を討とうとするか。教会と一緒に利用しようとするかのどれかでしょう。ですが現状エルフのいない帝国では、竜王様がここに来たことに気づいていなと思います。教会も私たちが言わなければ気づくことはないでしょう」


「王国の貴族はどうなんですか? ここを攻め取ろうという意見もあったようですが」


「それは……現状はまずは使者を送るので手を出さないように言ってあります。彼らに関しては王と相談し、勇者様にご迷惑が掛からないように致します」


「そうですか。お願いします」


 まあ無理だろうな。ここを攻め取ろうとか言うくらいだ。言いがかりをつけて攻めてくるだろう。例えば滅びの森の魔物の間引きをしていたら、俺から攻撃されたから反撃したとか。もしくは騎士たちが大怪我して砦に入れるよう頼んだら、断られたのでやむ無く攻めたとかいくらでも言い訳できる。


 砦を攻めようとするくらいだ。最低でも千人以上は揃えてくるだろう。別に貴族の私兵くらいなら森の魔物を差し向けて撃退できるとは思う。しかしそれだけの兵が動けば帝国に気付かれる可能性は高い。どうしたって南街からこの森に入ってくるわけだしな。


 ならここに竜王が滞在していると言った方が抑止力になるか? いや、竜王はこれまで多くの戦争の仲裁をしてきたらしいからな。目障りだと思っている者は多いだろう。それは国外だけではなく国内にもいると思う。そんな者たちの耳に少人数の伴を連れて竜王が滞在しているとか言ったら、魔国や王国や帝国を問わず反竜王の勢力が暗殺者集団を送り込んできそうだ。そっちの方が厄介だな。


 まあとりあえず王妃とエルフの族長に、俺が勇者と同じように女神に遣わされた存在である事は打ち明けた。王と王妃。そして宰相以外には俺が女神から遣わされたという事は秘密にしてもらえるように頼んでおこう。そしてここはハンターがハンターのために作った宿泊施設だって貴族には説明してもらおう。


 それでも馬鹿貴族が来るなら戦うまでだ。その結果、万が一帝国が攻めてきたら魔国とアルメラ王国と獣王国に間に入ってもらえばいい。名目はなんだ? ハンターを敵に回すなって事にしとくか。さすがに大国である3カ国に言われたら帝国でも手を出し難いだろう。


 俺が原因で戦争になったら困るから、3カ国には帝国に手を出さないように言っておかないとな。なに、バージョン2010になるまで時間が稼げればいい。その後ならたとえ帝国が大軍で来ようが撃退できるはずだ。

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