第23話 念願のジャグジーバス
「あっ……こら涼介……そこは……んっ……」
「ここはデリケートな部分だからね。タオルじゃなくて手で洗わないと」
背中を丸め体を震わせているシュンランの太ももと大事な部分を、俺は背後から手で優しく洗いながらそう言った。
「んしょ、んしょ……涼介さんどうですか? ちゃんとお背中洗えてますか? 」
そんな俺の背中を一生懸命身体を上下させて洗ってくれているミレイアが、ちゃんと洗えているか確認をしてきた。
そう、俺たちは今、3人で改装したお風呂で洗いっこをしているところだ。
俺が前に座っているシュンランの背中を洗ってあげて、ミレイアが俺の背中を洗ってくれている。大きなおっぱいで。
「ああ、ちゃんと洗えているよ。でも、もっとゆっくりお願いできるかな? ミレイアのおっぱいをじっくり感じたいんだ」
俺は背中に感じるミレイアの巨乳をじっくり感じたくて、もっとゆっくり上下してもらえるようお願いした。
「もう涼介さんはえっちです……こうですか? 」
「そう、もっと先端を……ああいいよ。ミレイアも硬くなってるね」
「そ、そんなことは……ない……です」
「んっ……涼介……ゆ、指が……あっ……」
「中も綺麗にしないとね。でも届かないな。シュンラン、バスタブに手をついてくれる? 」
俺はシュンランの反応と背中のミレイアのおっぱいの感触に我慢できなくなり、シュンランにバスタブに手をついてお尻をこちらに向けるように言った。
「ば、ばか……んっ……ミ、ミレイアが見てるのだぞ……ベッドでいくらでもしていいか……ら……んっ……」
「わ、私は涼介さんとできるようになった時のために……その……見たいです」
「ミ、ミレイア!? 」
「ミレイアもこう言っているし。ね? さあさあ、移動しよう。そう、そうやっていつものようにお尻をこっちに……綺麗だよシュンラン」
恥ずかしがるシュンランを後ろから抱き上げ、俺は彼女をバスタブまで移動させその大きくて形の良いお尻をこちらに向けさせた。
「こんな……見られながらなんて恥ずかしい……んあっ……」
そして我慢の限界に達していた俺は、彼女の角を後ろから掴みペニグルを突き出した。
「ミレイアは俺の横に……そうそう、キスしよう」
後ろで顔を真っ赤にして見ているミレイアにそう声を掛けた。
「は、はい! すごい……シュンランさんの中に……んっ」
「シュンラン、ミレイア。愛してるよ」
「あっ、あっ、私も……愛してる……」
「んっ……涼介さん……愛してます……」
俺は前後に腰を突き出し、ミレイアと舌を絡めたりその胸に包まれたりしながら二人と愛し合った。
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
「すごかったです……シュンランさんがあんなに乱れるなんて……それにとても気持ちよさそうでした」
「言うなミレイア……まったく、涼介はとんでもないスケベだな……すごく恥ずかしかったぞ」
「アハハハ……ごめん。我慢できなくて」
俺は湯船に浸かりながら俺の胸に顔を埋め、顔を真っ赤にしているシュンランの肩を抱き謝った。
結局あのあと2回くらいしてそのあとはミレイアに口と胸でペニグルを洗ってもらってで、いつもより長い時間洗い場にいちゃったな。
まあ初めて3人でお風呂に入ったから仕方ない。こんな美女と美少女の裸を前にしたら我慢できるわけない。
俺は両腕にシュンランとミレイアを抱きながら、心地良い疲れと幸せを同時に感じていた。
やっと念願の3人でお風呂に入ることができた。これから毎日楽しみだなぁ。
それもこれもバージョンアップしたことで設置できるようになったジャグジーバスのおかげだな。
このジャグジーバスは円形で大人が4人足を伸ばせて入れるほどの大きさがある。
ヘヤツクがバージョンアップした昨夜に二人に大きなお風呂に変えたいと言って今日設置したら、シュンランとミレイアは浴槽の大きさもそうだけどジェットバスにびっくりしていた。
そんな二人に俺は記念に3人で入ろうって誘ったというわけだ。
「しかし人に見られてするというのも、そう悪くは……い、いやそれよりもこのジェットバスというものは気持ちがいいな。腰の痛みが和らぐ」
シュンランが何か言いかけたあと、慌てたようにジェットバスの話題に切り替えた。
今の言いかけた言葉って……これはシュンランの隠れた性癖を目覚めさせちゃったか? これなら今後もミレイアがいても大丈夫そうだな。ベッドも一緒にって誘ってみるか。そしたら日替わりじゃなくて毎日二人と……
俺が股間を膨らませながらそんなことを考えていると、シュンランの言葉にミレイアが反応した。
「最初はびっくりしましたけど、すごく気持ちがいいです」
「良かった。二人ともいつも腰が痛そうにしていたからね」
椅子に座りながら移動やをして家事までして、腰に負担が掛からないわけがない。毎晩お風呂上がりに二人の腰を揉んであげてはいるが、二人とも毎回痛そうにしていた。でもこのジェットバスがあれば多少は楽になるはずだ。
「涼介はいつも私たちのことを最優先で考えてくれるな。私の代わりに怒って竜人族相手に戦ったりもして……何も返せないのが心苦しく感じる時がある」
「見返りなんか求めてないよ。そんなの本当の愛じゃない。俺はシュンランとミレイアのためにしてあげたいと思ったことをしているだけさ」
「涼介……すごく嬉しい……駄目だな……私は弱くなったのかも知れない……好きな男に守られることがこんなにも心地よく感じてしまっている。本当は涼介と共に戦い背中を守りたいのだがな」
「もう少しでそれは実現するよシュンラン。二人とダリアたちが頑張ってくれたおかげでマンション経営は順調だ。そうだな、あと2年と少しで資金が貯まると思う。当然ダリアの分もね。そうなれば一緒に戦えるようになるさ」
経営は順調だ。別館を作ったことで、予定より早く二人の治療費を貯めることができそうだ。
今のところ部屋はほぼ満室状態を維持していることから、毎月白金貨25枚(2500万円)は稼げている。飛竜の素材も大量にある。諸経費など引いても、2年くらいで目標の600枚貯めることができるはずだ。
魔国や他の勢力の邪魔が入らなければだが、ギリギリまでここで稼いで見せるさ。
「そんなに早く足が……だが教会が本当に治療を引き受けてくれるだろうか? 」
「魔国の貴族が払う価格の1.5倍を払うんだ。噂通り腐敗しているなら引き受けてくれるさ」
その辺は腐敗していることに感謝だな。教会にはこのまま俺の存在を知らないままでいて欲しいものだ。知られたらシュンランとミレイアの治療をカードにされそうだしな。
「私はこのままでも……涼介さんさえいてくれればそれ以上なにも望まないです」
「その気持ちは嬉しいけど、俺はミレイアがビキニアーマー姿でギフトを放つ姿を見たいな」
自然系のギフトは肌を露出させればさせるほど強力なギフトを発動できる。それならミレイアにもローブの下にビキニアーマーを着て欲しい。そして俺の前でだけローブを脱いで欲しい。きっと狩りが楽しくなるに違いない。
「ええ!? 私がサラさんのようなあの……で、ですが涼介さんが望むなら……その……恥ずかしいですが頑張って着てみます……」
「おお……それは楽しみだな」
ミレイアのビキニアーマー姿か……もう作ってもらっておこうかな。それで夜は練習のためと言って着てもらうのもいいな。
そんなことを考えながらその後も二人とゆっくり湯船に浸かり、風呂を出てからはリビングでくつろいだ。
そしてミレイアの部屋に迎えに行き、レフに頼んで取り寄せてもらったメイド服を彼女に着せて部屋で貴族ごっこをして楽しんだ。
ブラウスをはだけさせたメイドの胸と口でご奉仕されるのはかなり興奮した。そのせいでメイド服をもう使えないほどに汚してしまったけど。またレフに買ってきてもらわないとな。
そんな充実した夜を過ごした翌日の早朝。
「ドラゴンバーガーセットをくれ! ほら、当たり券だ」
「痛っ! 押すなタコ! オーナー! 俺はピリ辛クロクマバーガーセットな」
「ちょっと! 私が先に並んでたのよ! リョ、リョウスケさん私にはハンバーガーセットね!」
「はい。ドラゴンバーガーとポテトのセットで銅貨7枚です。これは引き換え札になります。呼ばれたらあちらのテーブルに取りに来てください。えっと……次はピリ辛クロクマバーガーセットですね。こちらは銅貨5枚になります」
フジワラマンションの従業員全員で、マンション入口にて毎朝恒例の弁当販売を行っていた。
今日も今日とて管理人室の前は人でごった返し、銅貨や抽選チケットを片手にしたハンターたちで賑わっている。
俺は次から次へとやってくるハンターたちの注文を聞き、受けたオーダーを紙に書いて隣の席のエレナへと流していった。
俺から紙を受けったエレナは、それを見てミレイアと一緒にハンターたちにオーダーの弁当を用意している。
ダリアとシュンランは管理人室でポテトを揚げている。ポテトだけは昨日のうちに揚げておけないからな。一晩寝かしたポテトなんて不味くて食べれたもんじゃない。
「32番の札をお持ちのお客様~。クロクマバーガーセットができました」
エレナが揚げたてのポテトと一緒にアルミホイルで包んだ弁当をテーブルの上に置き、待っている客を呼んだ。
「33番の札のお客様。お待たせしました。ドラゴンバーガーセットのご用意ができました」
続いてミレイアも限定商品のドラゴンバーガーセットをテーブルに置き、今か今かと待っているハンターにたちに取りに来るように声をかけた。
「オレオレ! ミレイアちゃん俺だ! やっと買えたぜ! まったく、入居者が増えておかげでよ、競争率が高くなってクロクマバーガーでさえ前みたいに毎日買えなくなっちまったぜ」
昨日買えなかったハンターが朝イチで行った抽選で当たり、やっと手に入れることができたことに喜びつつも、以前より手に入れにくくなった弁当への不満を漏らしている。
そんなハンターたちの背後では、レフのパーティのミリーと荷物持ちの兎人族のラミ。そしてカルラさんとこの隻眼の炎のギフト使いであるクロエちゃんが、既にドラゴンバーガーセットを手に持ってニコニコしている姿が見える。
この四人は毎晩うちにお弁当作りの手伝いに来てくれるので、バイト代代わりに朝イチで渡してあるんだ。
「はい、以上でドラゴンバーガーは売り切れです。クロクマバーガーはあと20セット、ハンバーガーは40セットとなります」
「あと20!? やべぇ! クロクマバーガー買えるか!? 」
「ギリいける! 最悪ハンバーガーでもいい。昨日みたいに買えないのは勘弁してくれ! 」
「だいたいお前ら並ぶの早いんだよ! 」
「はいはい、押さないでください。ちゃんと並ばない方は最後尾に行ってもらいますよ! 」
俺は人でごった返している1階のエントランス全体に響き渡るよう、大声でそう注意喚起した。
毎朝毎朝これが一番疲れるな。昼からマンションの掃除に弁当の仕込みをしてくれている、シュンランやダリアたちの方がもっと大変だろうけど。
最初は50セットだけだったのに、入居者が増えて今じゃ150セット作ってるもんな。それでも買えない人は多い。
でもこれ以上作るのは物理的に無理だ。クロワッサンが一つづつしか出てこないから、一個づつ焼いて作ってる以上は時間が足らない。
ダリアとエレナにほかの部屋で焼くのを手伝ってもらえば少しは楽になるんだけど、まだパンが無限に出てくる鞄のことは話していない。こればかりは魔導技師だからとかで説明できないし。
しかしどうせなら勇者の持っていたという、無限に物が入るバッグの方がよかったな。
いやそれだとここに飛ばされてきた時に飢え死にしてたか。俺は勇者と違って教会じゃなく滅びの森の中に飛ばされたからな。まあ教会の話を聞いた今となってはその方が良かったんだけど。
「ハンバーガーセットは売り切れでーす! あとはポテトだけの販売となりまーす! 」
俺がそんなことを考えながら注文を受けていると、エレナが弁当の売り切れを宣言した。
その後はポテトだけの販売に切り替わり、それも売り切ってやっとハンターたちが販売所から去っていき狩りへと出かけていった。
「やっと終わった……」
俺は去っていくハンターたちの背を見送りながら、疲れたように椅子に腰掛けた。
「今日も完売したようだな。相変わらず凄い人気だ」
シュンランがダリアに椅子を押されながら管理人室から出てきて、弁当がなくなったテーブルの上を見ながら言った。
「それはそうよ。街では高級な飛竜の肉が格安で食べれるんだもの。そのうえパンも美味しいし売れない理由の方が無いわよ」
ダリアが微笑みながらシュンランの言葉ににそう反応した。
「涼介さんが考えたポテトも美味しいですしね」
「俺が考えたんじゃなくて、俺の国にもともとあった物なんだ。でも食べすぎると顔にでき物ができるから気をつけてな。特にエレナはね? 」
俺はしょっちゅうつまみ食いをしているエレナに笑いながらそう言った。
「え!? そうなんですか!? そういえば最近……ううっ……ほどほどにします」
「あはは、食べすぎなければ平気だよ」
「オーナー、エレナは食いしん坊なのでそれは難しいと思いますよ」
「そ、その分いっぱい身体を動かします! ダリアさん、『春蘭』のお掃除をしに行きましょう! 」
「はいはい。オーナー、それではしばらく離れます」
「ああ、俺が受付にいるから大丈夫だよ。さて、テーブルの上を片付けるか」
エレナに腕を引っ張られて別館に向かうダリアに手をあげて答えたあと、俺はテーブルの上にあるトレーなどを片付けた。
そしてシュンランとミレイアと雑談をしながら、家のドアを開けて中から有線放送が聞こえるようにした。
この有線放送は、昨日バージョンアップした時に追加された設備だ。
昨夜恋人たちと楽しんだ大きなお風呂だけではなく、バージョンアップしたことにより様々な設備が追加された。キッチンもトイレもベッドも新型の物に交換した。
シュンランとミレイアは、広いうえに様々な機能が付いているキッチンにびっくりしていたよ。特にお皿を自動で洗ってくれる食洗機と、ガスキッチンがIHキッチンになってどう言う仕組みなのか混乱していた。
トイレもより高性能な洗浄便座に変えたし、グラスや小物を収納するガラス張りのサイドボードも俺の部屋に置いた。よくシュンランとえっちの前と後にワインを一緒に飲むからな。このサイドボードは結構気に入っている。
そんな新しい設備の中に、この有線放送もあったわけだ。まさか異世界で地球の音楽を聴けるとは思ってもいなかったからかなり驚いた。地球の放送がリアルタイムで流れているのかと思ったけど、さすがにそれはなかった。
チャンネル数も少なくて、ずっと2000年から2010年の間に流行った曲ばかり流れていてすごく古臭かった。恐らくバージョンに合わせた年代の音楽が流れるようになっているんだろう。しかしあの女神。色々と設定が細かくないか?
まあシュンランとミレイアが楽しんでいるようだからいいけど。二人は聞いたことのない楽器が奏でる音楽と、それに沿って聞こえる歌が新鮮なのかかなり気に入ってくれている。
ここは娯楽が俺が作ったゲームくらいしか無いからな。シュンランたちは新しい楽しみが見つかって嬉しそうだった。
そんな二人に俺の故郷の音楽だと教えたら、歌の一節一節を口ずさみながら覚えようとしていた。今朝も朝からずっと部屋で流しっぱなしだ。
曲も気に入ったのがあったようで、朝食時に一周してその曲が流れると楽しげに肩を揺らしていたよ。俺は二人が機嫌良く過ごす姿を見て、新しく設備に有線放送があったことに感謝した。
こんなに喜んでくれるなら、サービスの一環として貸部屋にも設置しようかな? 今さらどうして音楽が聴けるのか疑問に思う入居者もいないだろう。このマンションならこれくらいあり得ると思ってくれるんじゃ無いかな。
とりあえず管理人室に設置して、エントランスに流して様子を見るか。
そんな部屋から流れ聞こえてくる音楽を聴いていると、時折二人に今の歌詞の部分はどう言う意味なのか聞かれたりした。俺はそれに答えながらお客さんが来るのを待っていた。
そしてもうすぐお昼になろうとした頃。門に見慣れない集団が現れた。
「ダークエルフ? なぜダークエルフがこんなところに? 」
シュンランがその集団を見て驚いた声で言った。
「初めて見ました。高ランクの方ばかりなので見たことがなかったです」
「あれがダークエルフか」
俺はシュンランとミレイアの言葉に、門を潜りこちらへ向かってくる集団に視線を送った。
そこには5人の革鎧に身を包んだ褐色の肌をした男女と、2体の荷物を背に乗せた茶色い牛のような物体がこちらへとやって来るのが見えた。
ダークエルフは土の精霊を操る種族だ。その汎用性は大地のギフトや俺の地上げ屋のギフトより高く、Bランク以上の者ばかりだと聞いたことがある。
そのダークエルフたちがなぜここに……
俺はまた揉め事だったら嫌だなと思いながら、椅子から腰を上げてダークエルフの集団を出迎えるのだった。
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