月野郵便、今宵も配達中

作者 百川 凛

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★★★ Excellent!!!

例え死者であっても、強い願いがあれば思いを届けてくれる郵便局──それが月野郵便局です。

亡くなった祖母の初恋の相手に届ける手紙
天国から孫娘に届ける手紙
人間に恋する猫が持ってくるチャーム

ただのほっこりファンタジーなのではなく、ひとつひとつに心が揺さぶられる物語が隠されています。
時には切ない結果になろうとも、悲壮感を出さず、心温まる物語に昇華されている所が素晴らしいです。

また、最終章は局長の月野の秘密が明かされます。なんと第一章とも繋がりがあるエピソードで、作者が作り込んで書かれているのが伝わってきて非常に面白かったです。

局員のキャラクターも魅力的です。柔らかい物腰の局長月野をはじめとして、おちゃらけムードメーカーの七尾や、バリキャリ美人の宇佐美など、キャラクターの掛け合いも生き生きとしていて思わず笑ってしまいました。

読了後は幸せな余韻に浸れます。
読めば元気をもらえる、そんな素敵な物語をあなたも読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

そこから手紙をだせば、どんな相手(人ならざるものであっても!)にも、届けてくれる郵便局があるという。その郵便局の名前は月野郵便局というらしい。

これはそんな郵便局で働く人(?)たちと、普通の郵便では届けることのできなかった思いを手紙や小包に託して月野郵便局にやってくる人たちの物語です。

差出人の心に寄り添い、想いを届けてくれる郵便局。個性的なキャラクターたちと共に綴られていく物語はとても読みやすく魅力的で、クスっとわらったりホロリとさせられたりします。

こんな郵便局があったらいいな。
そんな思いになる優しくあたたかい物語。

おすすめです♪

★★★ Excellent!!!

 月野郵便局。そこに手紙を預けると、本来届かない場所にでも手紙が届く。それが例え、天国でも。貴方は手紙を出したい人は居ませんか?
 コミカルなやり取りに対して、様々な場所に手紙を届けるその場所は、ある意味で郵便局の最先端とも言えますね。
 これで、二次元にも届けてくれるなら……などと妄想しながらも、局員と差出人のやり取りにほっこりしたり、しんみりしたりします。
 想いを届ける物語が好きな方には、是非お薦めの物語です。