第607話 中に入ると

早起を追いかけるように僕とオイヴィはこの謎な建物に入ります。

そして入ってすぐの所3メートルほどは床の色が違い、右側もどうやら3メートルほど壁で仕切られ、何か部屋がある様子。

しかし広い空間は床に線が描いてあり、ぱっと見真ん中を中心に十字に描いています。

つまり4分割されている感じ。


┃   10M  ┃━

〇〇〇〇〇〇〇●〇〇

〇〇〇〇〇〇〇●〇〇

〇〇〇〇〇〇〇●〇〇十

〇〇〇〇〇〇〇●〇〇M

◎◎◎◎◎◎◎●〇〇

◎◎◎◎◎◎◎●〇〇━


分かりにくいですがこんな感じ

〇の部分が広い空間で、ここは床に線が引いてありり、◎の部分は何もなく床の色が○とは違います。

そして●は壁で右側に入り口らしきドアが見えます。こんな感じです。


そして天井はそれなりの高さで、恐らくこの建物は見た目で行くともっと高いので、上にも何かある?という感じです。


そうは言っても何確認するでもなく早起はまず右側のドア分けて入っていきます。


僕はオイヴィと共に一緒に入ります。


すると・・・・細い廊下?がありいくつかドアが見えるのと、奥に階段が見えます。


「あ、ここはねえ、今は誰もいないけどお、お風呂とおトイレがあるのよお?一応男女用であるわねえ。そしてねえ、キッチンもあったり。そして二階はねえ、それぞれ好きに使えるお部屋があってねえ、一応ここで暮らせるようにはなってるわねえ。」


・・・・なんだろうここ。

そして早起は部屋を一つ一つ案内してくれるけど、最初の部屋はミーティングルーム?小さい奴。次はたぶん男女用のトイレがあって、その奥は風呂の入り口・・・・お風呂はどうやら地下にあるようで、地下には広い風呂場が。

それを2つ案内してくれ、その後は2階へ上る階段で上に。

二階はいくつか部屋があるようだけど、一つだけ案内してくれて、何もない8畳ぐらいの空間とトイレと洗面台と思われる設備が。早起は更に3階もあるけど、皆同じ部屋しかないとの事で、また下に戻り今度は1階の広い空間に。


「一応ねえ、ここがメインの場所なのよねえ。」

何だろう此処。壁には何か画面っぽいのがあるような枠があり、そして机と何か操作する物がそこにはある。

それが4つかな。


「あんたも似た事してると思うんだけどさあ、まあこっちはもっと凄いのよねえ。もっともさあ、私は絶対に使わないんだけどさあ。」


どうやら早起は使わない・・・・って使える?しかも僕は同じような事をしている?考えられる事は・・・・ゲート?

早起が僕の作った魔道具を利用したのってゲートぐらい。


「ここは何処かに行き来できる場所なのかい?」

「そうよお?だけどさあ、私らこれ使ってもお、あっちでは長く生きられないからさあ、誰も使わないんだよねえ。」

・・・・僕はこの時よくわからない感覚に陥りました。え?どういう事?

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