第282話 目が覚めたら解決していた・・・・・らいいのに

気が付くと、僕はどうやらベッドの上で寝ていたようです。

その、何故か裸の友郁と泉が両隣に居るんですが?

あれ?そう言えば何をしてたんだっけ?誓って3人で裸で・・・・何て事はしていなかったはず。うーん、記憶にないです。


僕は・・・・うわ、枕が濡れている・・・・ってこれ涎?


そうだ、僕はその、ベッドの上でマッサージをしてもらっていたはず。

で・・・・あれ・確か泉がマッサージしてくれてたんだよね?


服は着ていたはずなんだけど?


それに何故友郁が?

確かにここに友郁と泉が連れてきてくれたはずだけど、あれ?


僕が起きた気配に反応をしたのか、2人も目が覚めます。


「あ、順平さん!おはようございます!」

「友郁、おはようでいいのかな?」

「え?たぶんそうですよ?」

そして泉が、

「順平さん、おはようございます。熟睡してましたわね?」

「うん。泉にマッサージしてもらってたはずなんだけど・・・・寝落ちしてしまった?」

「そのようですわ。その後、私も何だか体が火照ってきましたので、服を脱いで、御一緒致しましたわ。」

いいのかなそんなので?まあ一応この世界にやってきてから妻になった訳だし、気にしないでおきましょう。


しかしながら、そんな事を思いつつ、僕のこの身体は呪われている?目覚めたら解決していたとか、そんな都合のいい話はない訳で。


2人が服を着るのを待ってから、話をしてみる事に。


・・・・

・・・

・・


僕は2人が着替えている間に、そう言えば僕のスキルで役に立ちそうなの無いかな?と思い調べていました所・・・・


解呪というスキルがありました。

きっと回復魔法とかのレベルを上げると増えたんだろうと思いますが、何時増えたのか全く分かりません。


だけどその、使った事がないのでレベルも低い状態なんです。

これを使ってみるべき?

うーん、並行世界でも使わなかった・誰も呪われなかったので、使う機会もなく、取得していた事すら気が付いていない、そんなスキル。


そこまで考えていたら、2人が身支度を整え、僕の所へやってきました。


「順平さん、どうしました?」

「ああうん・・・・友郁・・・・泉・・・・あったよ解呪のスキル。」

「え?」

「え?」

「えええ?そこでそういう反応する?」

先に謝ってきたのは泉。

「その、ごめんなさい、まさか取得しているとは思わなかったので。ですがいつの間に取得していたのかしら?」

「多分回復魔法を使ってたからじゃないかな?その、どこかのタイミングで派生したのじゃないかと。レベルが5とかになれば、何かしらの関連スキルが派生してたはずだしね。派生というか枝分かれ?ツリーが増えたとも言うのかな?」

「発生ではなく派生なんですか?」

「僕はそう思ってるんだ。スキルのレベルが上がれば、関連スキルが増えるよね?突然新規に発生してないから。無論何かしらの条件で、全くの新規のスキルが発生する事もあるかもだけどね。」

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