第19話 メルボルン、またロックダウン

 メルボルンは、感染者数が少ないのに、厳しいロックダウンを繰り返してきました。厳しいロックダウンをしてきたから感染者数が少ないとも言えるんですけど。……言えるんですけど!


 昨日から短期集中ロックダウンが始まりました。メルボルンだけでなく、ビクトリア州全体で、水曜日までの5日間の予定です。が、感染者数によっては延長するとのこと。

 

 さて、そんな感染者数ですが、ビクトリア州で今現在の感染者数は20人。新しい感染者数は連日一桁で、昨日は1人。


 えー??? そんなに少ないのにロックダウン? と会場から驚きの声が聞こえております。ええ、ええ、そうなのよ。ビクトリア州の住人もびっくりよ。


 イギリスで変異したウイルスの感染者が入国し、ホテル隔離中にホテルの従業員さんにうつってしまったんです。それで、クラスタ感染に。変異したウイルスは従来のウイルスよりも感染力が強く、そのウイルスが広がるのを防ぐため、急遽、短期集中ロックダウンに踏み切ったらしいです。


 年末は感染者数がずっと0でしたから、芽が小さいうちに摘んどこうっていう側面もあると思います。広がるときは一気に広がりますからね。


 今回のロックダウン中、学校は閉鎖。仕事は自宅勤務。外出はスーパーに行ったりエクササイズならオッケーで、1日2時間、半径5キロ以内まで。お店も美容院も図書館も閉まり、飲食店はお持ち帰りのみ可。もちろん、家に人を招いたりしちゃダメ。


 何ヶ月にもわたる厳しいロックダウンを2度、経験しているので、5日間くらい平気さ、と思う反面、「もう2度とロックダウンは嫌だ!」と思っていた矢先、泣きっ面にハチ的な要素もあります。「今回の州全体のロックダウンは、過剰対応だ。」と批判する人もけっこういます。夫とかね(笑)。夫だけじゃないですけど。


 でも、日本やアメリカやヨーロッパなどの深刻な事態をニュースで見ていると、やっぱりオーストラリアに住んでてラッキーだったとは思います。ワクチン摂取が各国で始まってますが、オーストラリアも3月初旬に医療関係者を中心に始まります。


 早くパンデミックが治りますように……と願いながらのロックダウンです。みなさまもお気をつけて元気にお過ごしください。


追記:ハッピーバレンタイン♡

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