エッチな同級生はお嫌いですか？
同好会以下の部活動を一人していた男子生徒、遠野津月は部室で眠りこけていた。
テーブルの上には開いたままのノートパソコンに官能小説、丸められたティッシュが置いてある。部室のある旧校舎三階には他に使われている教室もなく、誰かが来ることなど想像もしていなかった。
彼が目を覚ましたのは三十分後、ふと横を見ると同じクラスの美少女である月島紅香がいた。彼女が見ていたのはノートパソコンに映る意味のある文字列。それは遠野津月が書いていたエッチな小説だった。
「この女性、私に容姿が似ていますね」
これはエッチな小説を書く男子とド変態に違いない女子が送る、ぎりぎり健全（？）なお話です。
