自分の気持ちが分かりました。ありがとう。

ありがとう。

普段はこんな事誰かに言うことも無いし話そうとも思わないけど今日だけはこのレビューにだけは勝手ですが書かせて貰います。(下らない自語りなので誰も読む必要はありません。物語の感想は既に書いているのでこちらでは省きます。)

「裏切り」これを俺のまだ短い人生で何度も経験してきた。小2で物を盗った泥棒と呼ばれ敬遠され、小5で出来たぼっち友達は中学で出来た新しい友達とつるみ始めて穏やかだった性格が過激でいじめに近しい事をするような性格になった。その他にも友達だと思って遊んでたのに次の日から突然シカトされたり、わざとクラスのお知らせを回してこなかったりと他にも色んなことをされた。それは幼少の弱い心では上手く受け流す事も、受け止めることも出来ずにただ精神的な痛みだけがされた行為に比例して辛くなっていった。親はいつも「出来のいい兄と比べてお前は」とか「大きくなる前に殺してあげるべきだった」とか(他にも言っていたと思うが恐らく自己防衛の為か分からないが記憶があるけど何を言っていたのか思い出せない。)言っていたのを聞き、深く傷付いた記憶がある。実際今もその言葉が何をするにも必ず頭の片隅に出てくる。

俺は小説の主人公じゃない。だから都合よく自分の境遇を理解して隣に居てくれる存在は現れない。いつも1人で。偽りの自分で覆い隠して表面上の関係を保とうと必死になる自分が嫌だった。このような作品を定期的に読んで自分よりも辛い境遇の奴はいるんだと心が壊れない様に、感情を殺さないように延命措置させる自分が嫌だった。
1つ俺の人生において見つけた真理がある。
人は必ず裏切ると言うことだ。
勝手に期待して勝手に失望なんて事は当たり前、俺だって多分親のそういった希望を裏切ったからこうなっているのだろう。家でも外の世界でも気持ちの悪い笑顔を貼り付けて心休まる瞬間など感じた記憶もあるのかもしれないが、少なくとも今の俺の記憶にはない。
死にたい、殺してやりたい、こんな事を考えても何の解決にもならない事を悟った。この話を聞かせて同情を誘ってる訳でも無い。ただ俺はこのこれまでの半生を吐き出したかったんだと思う。その証拠に今の気持ちは嫌な事ばかりを思い出して鬱々としているが、その半生の間にも少しは嬉しかったこと、楽しかったことがあったなと思い出せたから、気分はどちらかと言えば晴れやかだ。だからこのいつまで経っても吐き出すことが出来なかった汚い話を吐き出させて貰えてありがとう。

長々とすみません。
最後に、この作品は新庄君とより近い体験をしてきた人間にとっては、そうだな…少しだけ前を向こうって気持ちになれるそんな物語。

その他のおすすめレビュー

クラミツハさんの他のおすすめレビュー28